このCDは、「ドビュッシーピアノ曲全集」からの抜粋盤(ベスト盤)です。ドビュッシーのピアノ曲は、テレビ・ラジオ等でよく耳にしていたので、CDで聴きたいと思い、いろいろと探しました。他の有名なピアニストの演奏のCDも試聴しましたが、個性が出過ぎていて違和感を感じるものばかり。半ば諦めかけて、このCDを選んだのでした。有名な曲が漏れなく収録されていて、お手頃な価格だったからです。試聴はできなかったので、演奏については聴いてみるまで不安でした。 ところが、聴いてみてびっくり!!実にスタンダードな演奏ではありませんか。平凡ということでは決してありません。演奏者アースの柔らかい優しいタッチは、今までに聴いたことがない美しさでした。1971年録音ですが、響きもよく、ノイズも気になりません。まさにドビュッシーピアノ曲の入門盤に最適です! 余裕のある方は、全集CDもお手頃価格でリリースされていますのでどうぞ!
革命のエチュードが特に好き。 音がまぁるくて、優しい。 元来のイメージの中にある切り立つ崖っぷちに立ってるような悲壮感、絶望感ではなく、押し寄せてくる感情で胸を打たれる。 パリで聞いた生の音は、それこそ一曲ずつが語りかけてくるようで感涙。 いい音だったなぁ・・・。 黒鍵のエチュードもお勧めです。
|