vol.5のレビューでこちらが2番目に好きだなんて言いましたが。
なにを隠そう、私がhotel costesシリーズと出会ったのはこのvol.3がきっかけ。
そして今聞くと、う〜んっこっちが1番好きかもしれませんっ!!
当時、こんなに品がよくてお洒落なCDをよくぞ見つけたものだと、
試聴しながら嬉しくって鳥肌が立ったものでした。
シリーズ中、一番フレンチの香りを漂わせている1枚に思われます。
今になって、やっぱりこちらが1番好きかもと思わせるのは、このvol.3が、
ダンスミュージック的な流行すたりとは別の、独特の世界観を持っているからかも。
この2つ後のvol.5から、BOX型CDへとケースが変わり、
ややダンスミュージック寄りへと少し変化してゆくから。
ジャケの、色気を漂わせたこの女性、CDを買って開いてみて下さい。
かわいいピンクのスカートを、片手でぎゅっと握り締めてるんです。
かわいいと言っても、レザーのスカートで、そこが少女っぽさと大人っぽさを
上手に出していて、そんな風にジャケから世界を作っていくのもcostesの憎いところ。
hotel costesにハズレは無いと、声を大にして言いたい。
是非是非、揃えてみてくださいね。
はじまりが最高。通して聴くべきCD。
the sounds of silenceのカヴァー等入ってるところもおもしろい。
楽器がメインだがヴォーカルの旋律もメロディックで聴き応えあり。
ジャンル問わず素晴らしい。絶妙に暗くていい。
自分はホテル・コスト5よりも好きです。
ホテル・コストのミックスシリーズで、一世を風靡したステファン・ポンポニャックのオリジナル2ndアルバム、2007年作。
彼の選曲のセンスというのは、世に認められた卓越したものがあることはホテルコストの広がりを見ても疑いない。ではオリジナルの作曲能力はどうなのかということがここでは問われるわけだが、1曲目のセンチメンタルな和風のアレンジから始まる美メロハウスを聴いた瞬間、この人は曲も書ける力がある人なのだということを実感した。それくらいメロディーにヒネリもあるし、やはりものすごい膨大な音楽知識の中から良いと思ったメロディーを使ってきている。アルバム全体を通して、さまざまなジャンル、スタイルの音を使いつつも、きちんと彼の描いたソロアルバムにはなっている。 ただ思うのは、もう少しDJ的な感覚をとっ払ってもよかったのではないかということだ。センス以上の彼の滲み出るソウル、そんな何かまでは感じ取れなかった。そういった意味で、ホテル・コストとは全く違う存在感を見出すことができなかったという印象が残った。
どこかで転換点が訪れれば、もっといけると思う。
ステファン・ポンポニャックの安定したクオリティは凄い。
ドライブには、マストの1枚だと思います。これほど、首都高にあう1枚は他にないでしょう。
ただ、自身の老いのせいか、年々、聞き疲れする音になった気もしますが。
|