世良公則&ツイストは、もう20年以上も前の存在なんですが、当時の歌声やアクションが今でも思い浮かびます。 まだ小学校低学年の頃でしたが、「銃爪」が好きでよく歌ってましたよ。 さてこのCDの8曲目「身に覚え」を聴いていて、何か歌い方が違うなあと思ったら、ライヴ音源でした。 当時はライヴなんて見に行けなかったので、ちょっと嬉しい収録でした。
ただただ懐かしく40曲を聴き通しました。各社のレーベルの枠を超えて集められた40人(40組)、40曲との再会です。何れも時代を彩り、人々の口に上り、世相を動かしたとも言える曲群でした。 「ザ・ベストテン」「夜のヒットスタジオ」などの音楽テレビ番組が隆盛を誇り、日本レコード大賞が大晦日の一大イベントとして君臨していた時代のヒット曲です。 選曲、歌手の選定などに異論はありますが、何れも昭和の世を生きた人々の記憶に残るものでしょう。
岸田智史の「きみの朝」も懐かしく聴かせてもらいました。テレビドラマ『愛と喝采と』の挿入歌で、オリコン1位という大ヒット曲です。 日本のポップスシーンを引っ張ってきたヤマハのポプコンが生んだ大ミリオンセラーの小坂明子「あなた」もその1つですが、歌謡曲からJ-POPへと音楽が変化していくエポック・メイキングの曲と言えるでしょう。
1枚目のピンク・レディー「UFO(1977年12月発売の最大ヒット曲)」と2枚目のキャンディーズ「微笑がえし(1978年2月発売のラスト・シングル)」とを聴きながら、1978年初頭をはさみながらピンク・レディーの台頭とキャンディーズの引退というアイドルスターグループの交替はしっかりと記憶しています。
花の中学生と呼ばれた山口百恵「横須賀ストーリー」、桜田淳子「はじめての出来事」、森昌子「せんせい」のアイドルがたどった人生や生き方を考えますと、過ぎ去った歳月は多くのことを呼び起こしてくれます。アイドル全盛期でしたが世代交代をおこした年代でもありました。 天地真理、南沙織、小柳ルミ子、麻丘めぐみ、浅田美代子など、1970年代を風靡した女性アイドルの歌声も聴きたかったですが。
なお、本アルバムに抄録されなかった1970年代のヒット曲で、収録して欲しかったのは、尾崎紀世彦「また逢う日まで(1971)」、サザンオールスターズ「勝手にシンドバッド(1978)」「いとしのエリー(1979)」、沢田研二「時の過ぎゆくまま(1975)」「勝手にしやがれ(1977)」、都はるみ「北の宿から(1976)」、細川たかしの「心のこり(1975)」などでしょうか。著作権、使用許諾、レーベルや所属会社の契約問題などを乗り越えて今後も関係者の努力を期待しています。
まずは視聴してみました。既に殆どの曲は発売されてますので、それらをお持ちの方は購入されてもあまりメリットは無いでしょう。ウリとなる「ザ・ベストテンのテーマ」や「「ランキングのカタカタ音」ですが、一回聞けば思わず懐かしさは感じますが、自分でオリジナルのCDを作成するといった様な目的が無いとそれっきりですね。
どの年代編にも「ザ・ベストテンのテーマ」や「「ランキングのカタカタ音」が収録されているのでお気に入りの年代編をベースに自分だけの「ザ・ベストテン」を作るのも良いかもしれません。(因みに私は40代半ばです。)
蛇足ですがこのようなオムニバス盤は初期出荷量がそれほどでないと、製造中止してしまいますので将来希少価値が出るかも?
はじめて見た時、そのすごさに当時の高校生はぶっとびました。ステージアクション、声、曲どれもがスケール違いでした。今改めて聞いてもかっこいいですし、すごいです。まさに類まれな才能を持ったロックシンガーそのものです。
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