過去の様々な映画のサントラやらゲーム音楽から少しずつ選曲されています。
わたしは、ムーンライダーズのアルバムは全て持っていますが、“マザー”とかその他サントラは全く所持していなかったので、
今回初めて聴く作品がたくさんありました。しかし、実際に観た映画は何本かあり、
“東京ゴッドファーザーズ”は懐かしかった。第九が素敵です。映画ではエンドロールの時に歌われていて感激したのを覚えています。
“座頭市”の集団ラップダンスの音楽も収録されています。“転々”に使われていた“髭と口紅とバルコニー”懐かしかった。
どの作品も、改めて、実際映画を通じて聴くよりもリアルに心に響きます。2枚目の方は私が、マザーというゲームをやったことがないので、
全く初めて聴きましたが、聴き応え十分で、楽しめました。やくしまるさんのボーカルも素敵です。お宝です。
おそらく、こういったCDは、買おうか買うまいか迷われている方が多いと思いますが、
買って損はしません。全編を通じて、トータルな印象があり、穏やかな気持ちで聴けます。
近年、才能が噴出し、多作傾向のある鈴木慶一、新しいCDも完成したようですが、とても期待しています。
一つ一つのトラックが1テーマとなっており、その1トラックの中に1〜数曲がメドレーで入っています。
まず注意したいのは全曲収録されているわけではないというところ。
町のメインテーマは全て入っていますが、戦闘やダンジョン、店内等のBGMはなく、
最後のMIX3曲にリミックスとして顔を出しはしますが、ちょろっとしか出ないし、
それでも収録されていない曲がたくさんあります。
個人的にギーグ戦の一番初めの形態で流れるロックな曲が入っていないのは残念でした。
他には主人公の家や、バスのBGMなどなど…
あと、一曲一曲が繰り返しが始まるか否か、くらいに音がフェードアウトしていくので、
あっという間に一枚聴き終えてしまうような印象です。手軽に楽しみたい人向けでしょうか?
ちなみにゲーム音源で入っているので、それが嫌!という人は1+2のサントラをお勧めします。
中途半端な感じがして物足りなさを感じますけれど、
これを聴いているとやっぱりいい曲ばかりだな、としみじみ思ってしまいます。マザー音楽はやはりよい!
※ブックレットにはスマイルズアンドティアーズの歌詞も載っていますよ。
私の周りでも、このアルバムは賛否両論でています。 でも私は、とてもよいアルバムだと思います。 鈴木慶一さんはライナーノーツの中で「ファミコンの音と対峙した」と述べています。「MOTHER」の音楽には、音色も音数も少ないファミコンの音源と対峙して、その特長も十分に理解して作られた「実機でしかできない」良さがあると思います。 チープなサウンドを使ってまとめられたこのアレンジは、そうした原曲の持っている良さを大切にした結果なのだと思います。 「DTM素人が作ったような」との酷評もありましたが、チープな原曲を豪華にリフォームするのもプロの技なら、音を大事にし、無駄をおさえて作るのもまたプロの技だと、私はこのアルバムで感じました。 実際素人だったら、あんな音色に生音を混ぜて仕上るなんてできません。 「実機でできなかったことを」と絢爛な音でまとめることの多い一般的なアレンジ版からすると、物足りなく感じるかもしれません。その分アレンジ版によくある鼻につく部分が徹底的に排除されているので、聴き疲れせずに何度も聞けると思います。 聞き込むのではなく、流す音楽。 仕事をしながら、掃除をしながら、車に乗りながら。 何かをしながら聴くのに最高だと思います。
これは、心に残る、素敵なRPGです(^^)
普通のファンタジーのRPGとは違い、
現実っぽい世界で超能力みたいなものを使って
敵と戦うし、武器も身の回りに
あるものばかり。
親近感がわきますよ。
で、いつの間にか主人公たちと一体化
している自分がいるんですね。
ゲームの音楽もすばらしいです。
当時のPLAY時(MOTHER1)は、ぱっと見の画面のシュールさが新鮮でした。 でも巷に溢れているRPGよりは期待は・・・と内心どこかで疑ってたんです。 でもそんなこと、ゲームを始めてからものの30分も経たない内にすっきり忘れました(笑) 只の勝ち負けの数値じゃない、主人公も友達も家族も敵も生きている! RPGというストーリーの中に、いい映画を観ていたような感動です。 あたたかくてたのしくてかなしくてさみしくてこわくて泣きそうにやさしい。 画面の前にいる自分が、本当に迷路を歩いていくみたいでした。ゲームを離れても、 ずっと自分の人生のどこかでMOTHERのゲームの住人が語った言葉が残ります。 小さい頃触れたモノが、大人になっていい意味でトラウメ?になるような気分だと思う。 2と合わせて、素晴らしい音楽と共にMOTHERにしかない歩き方とRPGを 沢山の方に触れて欲しいです。 そして大人ってずるいよなあ、とつぶやく主人公が目に浮かぶのもMOTHERの世界(笑)
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