オペラの入門として、安価で非常によいセットでした。どなたかが書いておられましたが、歌詞が欲しかった。邦訳ならもっと良いですが。歌にどんな思いを乗せているのか、もう少し理解したいので。
好きな曲嫌いな曲いろいろありますが、ここから始まって一作品を通しで聞いてみるきっかけにすると良いでしょうか。お気に入りが見つかるかも知れません。
このCDには、大正時代から昭和初期にかけて主に活躍した声楽家の円熟した歌声が収められている。「カルメンお美」と呼ばれた佐藤美子の「ハバネラ」、藤原義江と共にイタリアに留学していた松山芳野里の「波をけり」、初期の古賀メロディーなどもレコーディングしていた関種子の「ホフマンの舟唄」、軍艦の異名を持つ長門美保の「旅愁」、ベルトラメリー能子の「故郷を離るる歌」、東海林太郎の声楽の師としても有名な下谷川圭祐の「闘牛士の歌」、そして、お馴染みの田谷力三の「恋はやさし」など、いずれも声楽家として名を馳せた一流芸術家たちの昭和40年代の歌声である。さらにボーナストラックとしてNHK放送から収録された藤原義江の「波浮の港」まで加えられて、大満足の1枚である。
特に何も変化の無い日々を過ごしている様ですが、実は色々な人々と、何処かで繋がっているものだな~、と感じさせる作品です。 十年以上前に、TV放映で見た作品ですが、年を重ねる程そう思います。オールド映画ファンのみ成らず、若い人にも鑑賞を薦めます。 そして、何十年の時を経ても、テーマメロディーと共に断片シーンを決して忘れることは無いでしょう! 何故なら、舞台がフランスのパリであろうが、日本であろうが、どんなに時代が変わろうが、人と人の関係に途切れは、在り得ないから。。。
数々のレビューでもある通り、ヒッチコックのエッセンスが詰め込まれた魅力ある内容の作品。原題の「泥棒を捕まえる」には真犯人を捕まえる以外に、恋の行方を捕まえるという意味もありそうです。大人の恋に憧れ、母親の庇護から逃れたいG.ケリーがC.グラントに自分からキスをシーンには、「貴方を捕まえて見せるわ」という強烈なメッセージが込められていると思いました。
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