初めてこの本を読んだ時のことはよ~く覚えている。とにもかくにもムズ痒いような、コーヒーを飲み過ぎたような落ち着かなさで終始イライラしてしまった。途中何度も「ダメだよそんなことしちゃ!!」と怒鳴りたくなったし、握り締めた本の両端をそのまま引き裂いてやろうか?と思ったこともしばしばだった。そして読み終えて数ヶ月、「解るんだけどねぇ、俺には合わないなぁ」そう思った。 しかしそれからまた年月が経ち、その間にも他の本を読み漁っていると、次第に内臓にできたデキモノのようにその本の表紙が目に入り、眺めると何か悟りきれていない物を感じる。そう、自分の中で禁欲している願望を認める時、この本は初めてその魅力を発し出すのである。 優れた文豪の名作というのは、大概が辛気臭くて、陰険で、鬱病患者手記のような物だが、どうせグジグジするなら、このぐらいとことんグジグジしていいはずだ。カッコいい人間は大概サッパリしているが、サッパリの手前の本来一々人に披露しない思考展開のグジグジ感こそ、人間解析の絶好の資料だと思われる。 という意味で、法や常識を精神的にだけ超越してしまう瞬間の人間の内面という物を写実的に、実に写実的に描いた、一種精神分析レポートととらえて差し支えないだろう。そしてそういう目で観てみると、なるほどいろんなことが見えてくるはずです。これは最強の教育本の一つです。
いわゆる最近のヒット曲とは違う、個性があると思います。 個人的には「歯ぎしりがとまらない」が好きです。
「地獄のモーテル」のリフは エリック・サティのピアノ曲「グノシエンヌ」の第1番からの引用ですね。
全部聴き終わって また最初から聴きなおしたくなるアルバムです。
テリー伊藤がテレビで、「ROLLYは天才だ」と言っていましたが、 ほんとに天才だと思います。
オススメです。
岸田今日子さんのなんともそこはかとない、少々とぼけながらも 凛とした愛に一直線の出で立ちがもう素敵。当時としては チープにならないように照明やインテリア等の配慮が素晴らしい。 毎回変わる若尾文子さんのアップの子悪魔的衣装と憂いさ、 この少人数のスタッフで濃厚な場面全て当時にしては 最高の演出で、文学的かついやらしくない演出。 高貴な貴族階級の設定ぽい、母に言わせるといまでも 通じるお二方の奥深さとお嬢様加減典型的な 若尾さんの悪魔的演出は二人の夫婦を破滅の道に いなざう。でも綺麗なものにのめる込む真面目な 方々はこのようになるのだという半面教師的な部分多々あり。 今日子さんの着物の早代わりして口紅の色とマネキュア とダイヤのコントラスが素晴らしいそして、着物の高価さ バックのピアノとバイオリンとの絡みが凄い。 エロ系とあなどっていたがこれは文学的に 全て最高の設定をしていた感謝感激でした
ロジャーのドラムはほんと、心地よい。 歌詞は好き嫌いがあると思いますが、演奏はROCK! いいバンドだと思います。
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