その昔LP時代の末期には中古盤で8000円は下らなかった超のつく名盤。 その余りある才能を持て余したかのような若き日のトッドが その力を目一杯詰め込んだ金字塔でありいまやロッククラシックスと言えよう。 1曲目の「I SAW THE LIGHT」はPOPSの古典でカヴァーも数多あるが このオリジナルの持つ味わいは比肩するものがないと思う。 ポップでキャッチーでアレンジも冴えて、それでいてどこか渋さを併せ持つ曲 なんてそうそうあるものではない。 CD黎明期なら4500円はしていたのに今や半値8掛けより安くなった。 これを聴かずして洋楽を語るなかれ。
今号は、さすがの内容です。
サム・クックは、例の紙ジャケの頃だけにかたよらず、全体像を見事に描き上げ、さらには、マニアでないと、と思うようなスペシャルティ・レーベルの頃の特集まである。すごい。
そして、なんと、スマイルボックスの再特集である。これが、また良い。お高い日本盤ボックスを買って、そのあまりの解説等のひどさに泣いた私には本当にありがたい特集でした。
トッドの特集もこれくらいの騒ぎようでいいんじゃないでしょうか。
さて、次号はウォールの特集。狂気ボックスがひどかっただけに、輸入盤で済ませようと思っている人も多いのでは。私も輸入盤なら買おうかなとも思っています。さて、レココレがどんなふうに切り込んでいくのか楽しみです。
昭和の終わりと平成の始まりにロックに目覚めた私がトッドのような素晴らしいアーティストに巡り合えた事はもう奇跡に近いです。 正直に言うと彼のオリジナルアルバムで曲を飛ばさずに聞ける作品は一つも無く名曲半分、自己満実験音楽半分ってな具合ですが、そんなトッドが大好きだと言わざるを得なくなってしまうほど豪快にやりたいほうだいやってくれているのが彼の素晴らしいところです、適当臭さを名曲に消化させるレコーディングマジックも彼ならでは。 このベスト盤はお目当ての彼女をドライブに誘うときなんかにはもってこいではないでしょうか?トッドのコアでマッドな部分は切り捨てて美味しい部分だけ残していますので、普段ヒットチャートミュージックしか聞いていないような、さほど音楽に興味の無い人でも絶対に受け入れてもらえるはずです。
2010年9月に全米6会場で「2010 Todd/Healing Album Tour」と題されたツアーで、タイトル通り74年作「未来から来たトッド」と81年作「ヒーリング」のアルバム収録曲を再現したもので、ファンの間で大きな話題に。メンバーはジェシー・グレス、カシム・サルトンなどユートピアのメンバーを含むお馴染みの面子!!アルバムはポップ、バラード、ハード・ロック、ミュージカルなどアイデアが止まらずに溢れ出ていた時期の傑作で、トッドの資質がすべて出たようなコンセプト作品。DVDにはスペシャル・インタビュー映像付きで、DVDと同内容のCDを パッキングした日本独自企画の仕様。
次から次へと湧き上がるメロディー、アイディア、やりたい事を全て試したいという熱い気持ちが感じられます。アルバムとしてのまとまりはやや欠けるが、ほんとにいい曲がたくさん。星七つものです。 トッドの中では最も有名な I saw the Lightをはじめ、It wouldn’t have Made any Difference、One More Dayなどのポップな曲、Black Maria や Little Red Lights のようなハードな曲、アコースティックギターの音色もきれいな Couldn’t I just Tell You 、Sweeter Memories のような深い曲など、名曲がキラ星のごとく輝いています。 I saw the Light で、トッドが好きになった人は、5作目のアルバム Todd に収められている A Dream Goes on Forever も聞いてみてはいかが? 私はこの曲からトッドのファンになりました。
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