かなり面白くて一気に読みました。
基本的にはマニアックな内容なので、普段から書体やタイポグラフィに親しんでないと難しいかもしれません。また、市川崑の映画を有る程度見たことがないと、ピンと来ない部分もあります。
タイポグラフィに関わる本はたくさんありますが、教科書みたいな内容の本が多いように思います。しかしこの本は、とても興味深く読めました。推理映画ばりの謎解きがあったり、さりげなく日本の活字の歴史も学べたり、値段がちょっと高いけど、意外にお得な一冊です。
今まで読んだタイポグラフィ本で「面白さ」だけで言えば、一番です。
サブキャラクターを極力廃し、大物俳優二人が
魅せる渾身のストレートプレイ。
ネタは最初から明らかなのにもかかわらず
手に汗握ってしまうのは流石。
テレビドラマにとどまらず
舞台作品にアレンジしても見ごたえありそうだ。
もちろんそれなりの役者だ出ればの話だが。
2ndシリーズは犯人役が豪華でありながら、ストーリー・トリックまた今泉のおもしろさが特に際立っている。個人的にはさんまの話が一番好きで、何回見たかわからないくらいだ。
主に第1シーズンの頃の曲が収録されています。
もはや、定番となった主題歌は勿論の事。
「都市」では事件現場に颯爽と現れる古畑さんの姿が思い浮かべられ、
推理や現場検証で事件の核心に迫る雰囲気も「疑心」と「推理」で表現されている。
コメディタッチのシーンに流れた「物証」、それに少し切ない雰囲気を醸し出す「秘密」は
自分を弄んだプレイボーイの編集者を殺した小石川ちなみや孫娘の仇を討った
小暮警視の悲しみや怒りの入り混じった苦悶の表情を思い出させる。
ドラマが終了して、長い月日が過ぎましたが、これを聴けば
輝かしかった古畑さんの姿が見える様な気がします・・・
1st、2ndがあんなに面白かったので、3rdも期待してしまいましたが、正直かなりのパワーダウンだと思います。石井正則の西園寺や八嶋智人のキャラクターはお世辞にも魅力的とは言えず、むしろ古畑VS犯人の対決が薄まってしまいました。解決篇の入る前の古畑のしゃべりも視聴者からのハガキを読むなど悪ふざけが多くなり、質の悪いコントのような場面も多々ありました。最後の事件も前後篇にして長い割には面白くなかった。唯一、津川雅彦の回(被害者がいない!)は面白かったのでなんとか★3個です。古畑のシリーズすべてをコレクションしている人以外には購入はままりお勧めできません。(私は買ってしまいましたけどこの3rdは1回しか観ていません)
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