1976年7月発売の『サマー・シェイド』、1977年7月発売の『FLYING』、1978年2月発売の『エメラルド・シャワー』の3枚のアルバムと1978年8月発売のシングル『SF/秋を感じた日』からの編集13曲に、新曲「ちょっとだけ・ちょっとだけ」を収録したアルバムで1978年11月に彼女のコロムビア時代最後のアルバムとして発売されたもの。待望のオン・デマンドでのCD化です。といっても、それぞれのアルバムが既に再発されていますから、アルバムを既にお持ちの方にとってはデジタル化された良い音で聞いていることでしょうから、直接的なメリットはないのですが、それでも、このアルバムは編集盤であることとは無関係にいい仕上がりのアルバムで、これ自体が入手できるようになったことは大変喜ばしいことです。それほどに、このアルバムは単なる編集盤としての評価ではなく、トータルアルバムとしても秀逸です。このアルバムを聞いて、気に入った曲の収録されているアルバムを聞いてみるのもお奨めです。ただし、一部は既に入手困難になっていますが…。 参考までに収録アルバムをご紹介すると… 「にせドン・ファン」「イニシャルはK」「今からひとり」「雨上りのサンバ」「マイ・ハート」→『エメラルド・シャワー』 「ペパーミント・モーニング」「TODAY」「ムーンライト・ジルバ」→『フライング』 「ちょっとだけ・ちょっとだけ」→『すみこふぁいるvol'U』ただし『やまがたすみこ ゴールデンベスト』(COCP-35123・4)に収録済み 「秋を感じた日」「SF」→シングル盤のみアルバム未収録。ただし、『やまがたすみこ ゴールデンベスト』に収録済み。また『虹』(VSCD−3736)にボーナストラックとして収録済み 「雨の日曜日」「夏の光に」「蒼い径」→『サマー・シェイド』 オンデマンドのCD−Rですから、CDジャケットはアナログアルバムの縮小複製です。一般CDとして再発の時には、是非、プラスアルファを企画していただければと願っています。
1982年は良い作品が多かった年でした。
このCDに収録されている作品も例に漏れず名曲です。
逆にCDで入手しやすい作品多いって事ですね。
その結果、収録されなかった曲多し
『魔法のプリンセス ミンキーモモ』 小山茉美版 『パタリロ!』
『ときめきトゥナイト』『さすがの猿飛』
がこのCDでは売りですね。
とにかく、私がやまがたすみこさんの魅力に開眼してしまった素晴らしきライブ盤音源のCD。素朴で純粋な歌声の響きも、演奏との息のあった一体感も、合間に入るトークの和やかさも含めて、もうなんとも言えない程のの心地よさを感じてしまう。「ホリディ」などは特にもう最高である。まさに★300個くらい必要な超名盤!
このライブ盤に言及するのならば、演奏面についても特筆して述べる必要があると思われる。聴き手として、私を含めた多くの「ごく一般的リスナー」ならば、主役である歌い手に興味が有るわけで、演奏者やバックミュージシャンの知識はあまり無いはずである。にもかかわらず、本演奏でのムーンライダースの演奏は思わず凄いと言わしめてしまう位のグルーヴ感を出している。すみこさんの澄みとおったハイトーンの歌声との相性も最高であり、これはもはやロックのライブアルバムとして聴いても全く問題といえる程の凄みを持ち合わせている。
このCDと、すこし前に新発売されたシングル曲網羅したCDがあれば、とりあえず鬼に金棒状態であるが(余裕が有ればCD化されているアルバムも購入だっ!)、他の方も述べておられる通り、これ程の名唱、名録音はぜひともノーカット版でも聴いてみたいと思える位である。(残っているのか???)原点回帰として、商号(社名)変更されるコロムビアミュージックエンターテインメント改め日本コロムビアには今後に大きな期待を寄せている。
クリアヴォイスを武器に、フォークシンガーとしての地位を確立 した彼女が、新たなる可能性に向かって羽ばたいたのが本作です。 作詞については本人が担当したものがほとんどですが、作曲に ついては他のミュージシャン達に委ね、シティポップスへと ジャンルを広げました。予兆は前作あたりから出始めていたのですが、 ヴォーカリストやまがたすみこの潜在能力の高さを引き出したのは やはり本作ではないかと思います。 シングルカットされた「夏の光に」はもちろん、「雨の日曜日」・ 「白い桟橋」・「青い径」など佳曲揃いです。歌唱力も格段にアップ、 成長した彼女の歌をぜひお楽しみください。 ※歌詞もシンプルですがなかなか聞き応えがあります。
一番を叱ったアルバムが、一番最後にきました。何度聞いても擦り減ることがないのがうれしいです。
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