ノンフィクションや伝記などで重要なことは「どれだけ真実を
正確に伝えているか。」にあると思うがそういう点で本書は
最も優れた伝記のひとつと思われる。時代背景なども詳細に
書かれており、また考察も非常に深く、誰が読んでも「チェ・ゲバラ」という人の人間像が
正確に理解できると思う。
人生観に大きな影響を与えられる本というのはそうそう出会えるものではないが、
本書はそういう類の本であった。
読む人によって感じ方は様々であろうが何も感じない人というのは
いないように思う。それほど情熱とエネルギーに溢れた本であった。
本書との出会いに深く感謝している。
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キューバ革命の英雄チェ・ゲバラが若い頃友人と行った南米の旅行記。今から50年以上も前にバイクで(途中で壊れてしまったが)アルゼンチンから南米大陸を北上したことがすごい。そしてほとんどお金を持たない無謀な旅行で彼らに出会った人たちの多くが、身なりもかなり汚くうさんくさかったであろう二人を受け入れてる事に驚かされる。それはやはり彼ら二人の人柄のせいであったのではないかと想像される。 コロンブスに発見されてしまったアメリカ大陸では肌の色による差別が今よりきっと激しかったであろう。そんな中でアルゼンチンの裕福な家庭に育っていながら革命に身を投じる事になった若い頃のチェ・ゲバラを彼の旅行記を通して身近に感じることができる。何一つ不自由する事のない生活をする事も可能であったはずなのに、ハンセン氏病の施設を訪問しながら旅をする事を選んだ彼の将来が革命へと繋がっていったのは偶然ではなかったのかもしれない。
チェ・ゲバラのキューバ革命の成功(28歳の革命)と
ボリビア解放での死(39歳別れの手紙)を
描いている。
闘いの中の彼を追いかけ続けている、
という印象を受ける。
なぜ、彼がそのような行動を取るのか、
というところが知りたくなるのだが、
それが見えてこない。
その知識がなかったので、
その辺りの背景がわかるといいのに、
と感じた。
共産主義が崩壊していき、マルクスやレーニンや毛沢東が色褪せていく今日この頃、死後40年弱経った今でもなお様々な面で世界的なカリスマであり続けるチェ・ゲバラがいかにして医大生から革命家になったのかが良く分かる映画です。 チェ・ゲバラが革命家として後に成した数々の偉業についてはこの映画ではほとんど触れられていません。しかし、そのことが素晴らしい音楽や映像とともにこの映画を素晴らしいものにした原因の1つのような気がしてなりません。 世界の現実を目の当たりにした時、ゲバラの中に何かが入り込み、魂が揺さぶられていくところが物凄く良く伝わってきました。 チェ・ゲバラはアルゼンチン人であるにもかかわらず、アメリカ帝国主義に搾取されている民を助けるために、自分の母国ではないキューバやコンゴやボリビアでゲリラ活動をしました。また、彼はあめ玉が1つしかなければ石で割ってでも平等に分けたといわれています。そのため、私は彼こそ真の国際主義者であり、真の平等主義者でもあると思っているのですが、全ての人間を平等に見る彼の世界観もこの映画には良く描かれていたと思います。 制作総指揮のロバート・レッドフォードはチェ・ゲバラを目の敵としていたアメリカ、その中でも物凄くアメリカ的な場所と言っても過言ではないハリウッドという場所で名を挙げました。そのような人がこの映画の制作に関わっていることは物凄く意味のあることだと思います。彼には拍手を送りたいです。 因みに、チェ・ゲバラとともに旅をしたアルベルト役を演じたのはロドリゴ・デ・ラ・セルナという名前の役者さんです。そして、チェ・ゲバラの本名はエルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナといいます。2人の名前は「デ・ラ・セルナ」という部分が共通していますよね。そう、実は彼ら2人は“はとこ”の関係にあるそうです。どうもこのことはオーディション後に分かったらしいです。 この映画を見てチェ・ゲバラのことをもっと知りたくなったら、DVD『チェ・ゲバラ 人々のために』や中公文庫の『ゲバラ日記』(真木嘉徳/訳)、さらには原書房の『チェ・ゲバラ伝』(三好徹/著)をお勧めします。 ソレデハ…
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