リーダーの田口トモロヲさんは、世界で一番好きなバンドがじゃがたら、 だというお人です。
一枚目は正統的パンク路線ですが、 二枚目から「白人黒人黄色人種」と名付けられた、 ファンクなアルバムで、じゃがたらの臭いがぷんぷんします。
しかし、じゃがたらを真似るとか、取り入れるというのは 難易度の高いことで、田口さんとメンバーの手腕には 恐れ入りましたね。
完全に、狂ってた頃のじゃがたら、 暗黒大陸だった頃のじゃがたらを 自分のものにしています。
このCDの二枚目に感動したあなた、 ぜひじゃがたらの「西暦2000年分の反省」という ベストを聴いてみてください!!
私も買いました。ごーかですねぇ。 ちなみに下の方、ステッパーズ・ディライトではなくて 雑念エンタテインメントですよ。 ステッパーズは収録されてません!
たしかに「殺し屋」だとか「組織」なんて設定や単語が日本で飛び交うと
中二病丸出し感が嫌でも付きまとってしまう。
アクションも結構あっけない、銃撃戦もあるが奇を衒ってるような感想を抱きかねない。
だけど新井浩文というどちらかと言えば演技の幅が広くて「凄い」とは思うが
「カッコいい」と思う作品は中々思いつかない。
そんなどちらかと言うと演技派俳優からあのアナーキーな表情を引き出した成果は大いにあると思う。
そして随所にちりばめられる演出のアイディア(特に亡き父演じる永瀬正敏の幻覚と話すシーンも秀逸)、主人公の独白を
次のシーンでセリフに続けるオーバーラップな手法には舌を巻く。
両親の喪失から爆弾作りにとりつかれ凶行に走る少年と心を通わせるなど
大胆だが切実な展開で、それに伴う心を鷲掴みにする台詞がにくいです(「別に強くならなくていいんじゃね? お前はお前で」)。
少々ベタでもありますが飾らないムーディーで新しい解放感を持ち合わせたロードムービーに仕上がっています。
たしかに総合的に(黒幕の正体だったり)ちょっとバランスにかけた感は否めないが個性派俳優としての新井浩文の
新たな門出の一作として一見の価値は十分にあると思います。
PS やっぱりチバユウスケかっこいい・・・名前は知ってましたがこれ見てファンになりました。
新作では、ダブルのサイドベンツ着た大泉洋が見たいです。 昼からニッカウイスキーをダブルであおりながらクロックムッシュとか食べる。 あと、新作のガイドでは、「ポーター」について、たくさんページを割いて解説してほしいです。 北海道と内地は客引きの文化、流儀が違うと思いますので。
前作から7年?8年か。もう新譜は出ないとすっかり忘れてた時に新譜の発売を知って狂喜したよ。さて待ったかいはありました。今回もズーンと重く鈍いものを残してくれました。聴いてて切なくなってきました。ストーリーテリングの巧さは更に磨きがかかってるんじゃないかな。ラッキーホールとは決して覗き込んではいけない穴。覗き込もうものならドスの利いた声で『何しとんならワリャー』と言われる穴(実話)。未聴の方は是非一度面影ラッキーホールの世界を覗いて見て下さい。ここでは怖いおっさん出てきませんから。
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