正直、戦争ものが苦手な私にはちょっと重い内容でした。
キャシー(エリザベス・テイラー)に引き取られるところまでは良かったのですが、軍用犬として訓練を受け、戦場に連れて行かれ、銃弾が飛び交う中、怪我をした体を引きずって任務を遂行しようとするビルの姿は痛々しく、胸が詰まりました。
同じように、軍用犬として戦場で悲しい最期を迎えた犬もたくさんいたことでしょう。
単に人間と動物との絆を描いただけではなく、戦争というものを別の角度から見ることの出来る作品です。
正直、一度も番組は見たことはなく、 I・IIと一連のCDを買ったので、 ついでに・・・という感じで買ったのだが、 ついでなんて、申し訳ないくらい素敵な曲が並んでいる。 曲の素晴らしい出来栄えに、 なぜ、大人になっていたあの頃でもいいからと、 放映を見ていなかったのかと、非常に悔やまれる。 現在、作曲家として活動している「伊藤薫」や、 ものまねタレント&作詞家の「篠塚満由美」 そして、現在活躍中の声優や、 現在は芸能界を引退している人まで、 たくさんの歌声を聴けるのもうれしい。 しかし、「空へ…(笠原弘子)」って、 すごいいい歌…。 これは、アニメと違うオリジナルバージョンがあるらしいので、 そっちも聴いてみたい。
不朽の名作『名犬ラッシー』の2005年のリメイク、それも本家の英国が舞台ということでとても見たかった作品です。
内容は期待通り、情緒たっぷりの昔のイングランドと緑豊かなスコットランド(撮影はアイルランドも含む)にて、
美貌のコリー犬、ラッシーの行く先々で様々なドラマが展開されます。
ラストシーンは何度観ても泣いてしまいます。
特筆すべきは動物愛護のスタンスで、
劇中のところどころで、動物虐待に反対するメッセージがはっきりと出ています。
また特典映像の「スタッフ・キャストインタビュー」では、
動物虐待にならないように撮影することの重要さが何度も繰り返し説明されています。
英国は動物愛護の先進国なので、この部分は大人・子供問わず観ていただきたいです。
ここまでなら文句なしに★5つなのですが、日本版の特典映像に難があると思いました。
まず「ジョナサン・メイソン(ラッシーの飼い主の少年役)来日インタビュー」ですが、
傍らにラッシーとは全然別なコリー犬が座らされています。
動物検疫が厳しいからラッシーの来日が困難なのはわかりますが、
それならジョナサン君だけのインタビューをすればいい話で、
顔の模様が全然違う、別なコリーをそれっぽく配置する意味がわかりません。
また「公開時特別番組 『名犬ラッシー』のすべて」は本来の特典映像を使い回していて、内容が重複している上にダラダラ長く、
とても重要なシーンを惜しげもなく見せてしまうので、文字通り「すべて」見てしまう事になりかねません。
まさに英語で言うspoilerです。
他の方も書いておられますが、もともと素晴らしい映画なのに日本側のコンテンツが足を引っ張っている感じがいなめません。
よって★4つとさせていただきました。
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