ストリングスをバックに最高に気持ち良さそうに吹きまくるブラウン。その歌心、表現力はサックスをも凌駕する。ジャズとしてもムード音楽としても極上!ジャズを聴かず嫌いの人にもお薦め。
クリフォード・ブラウン(Clifford Brown 1930年10月30日〜1956年6月26日)は、アメリカ合衆国デラウエア州ウイルミントン生まれの天才ジャズ・トランペット奏者。ハード・バップ期初期の卓越したプレイヤーとされドラムのマックス・ローチとのバンドは高い評価を受ける、愛称は「ブラウニー」、真面目で人から好かれる性格は有名でそれがそのまま柔らかな艶やかな音となり美の聖典とされる。アルバムは1955年2月の録音でメンバーはトランペットのクリフォード・ブラウン、ドラムのマックス・ローチを双頭にピアノがバド・パウエルの実弟のリッチー・パウエル、ベースがジョージ・モロウ、テナーサックスがハロルド・ランド。ブラウン・ローチ五重奏団を結成した翌年で天才トランペッター「ブラウニー」を中心に全体のチームワークもとれ絶好調時の名演を堪能できる。
(青木高見)
このアルバムを聴いてもうかれこれ30年経ちますが、今聴いても
感動を呼びます。このライブの観客は当時どんな感動を覚えたのか
うらやましく思います。モノラルで今の録音技術とは雲泥の
差がある録音ですが、感動は音の良し悪しでないなーと感じます
ヘレン・メリルがどういう人で、一緒に演っているクリフォード・ブラウンがどんなプレイヤーかなんて事は知らなくても、この2曲目をじっくりと聴けばヘレン・メリルがほら、あなたの心の中にかなりの位置を占めるはず。 そしたら今度は最初から最後まで聴いてごらんなさい。Don't ExplainやFalling in love with loveなどの良さがわかります。 このアルバムを何度も聞いているうちに、あなたはもっと他のジャズボーカルを聴きたくなるかもしれませんね。
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