基礎疾患のある児の場合、
接種の予定が遅れてしまった場合
児が風邪をひいたときの対応
などよく困る点について書かれており、かゆい所に手が届きます。
だらだらと詳しく解説せず簡潔に書かれているところがgoodです。
しかし、予防接種を扱った他書が3000〜5000円で販売されてるのに対して値がはります。
他の疾患と違って予防接種は数年でルールが変わったりするので、
もう少し買いやすい値段にしてほしかったです。
値段分減点1です。
半生というにはまだ若い彼女(アスカ)だが、今までのハチャメチャな行動や体験を考えると
正直長生きできるのだろうかという懸念もあって・・・。
自分はこの先もこういう体験をすることはないだろうからと思い
興味を持ってこの本を購入したが、想像を超えていた内容に驚愕した。
ほとんど自殺行為ともとれる覚せい剤の使用量と回数であるにもかかわらず
妊娠、出産をし、問題のない子供が生まれてきたのは奇跡としかいいようがない。
不妊に悩む方が多くいることを思うと、不公平な気もするが
よく考えると今まで受けてきた彼女の壮絶なつらい仕打ちの中で唯一
神様がくれたプレゼントなのかもしれない。願わくば2人の子供と
本当に彼女を大事にしてくれる男性とで幸せな家庭を築いて残りの人生を
謳歌してもらいたいと思ったが実際は困難だろう。
その理由は著者が更正に相当手こずったことから想像できる。
元暴力団組長の著者だからわかる覚せい剤の裏事情、アスカの心情など
なるほどと思える内容も随所に見られる。読んだあとに決してスッキリはしないが
こういう世界もあるのだなと教えてくれた。著者の他の作品も読んでみたくなった。
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