コレに入ってる73年のドボ8とタンホイザー生で聴きました…。多感な高校生にこんなモノ聴かせちゃいけません!やられました…特にワグナー!トロンボーンのユニゾンの音あまりに圧倒的で、今まで聴いてたオーケストラは一体何だったんだろう…と子供心に衝撃を受けました。とにかく凄い音!全身震え涙ボロボロ。カラヤンやっぱり凄かったです。それまでマジメだったのにコレ聴いてから酒タバコ競馬麻雀と人生に対する姿勢変わりました。だってあんなに素晴らしい世界があるのにあくせく会社や家族の為に働いてどーするんですか!ベルリンフィルは無理(当たり前)でもせめて何か気持ちイイモノを作って送り手になる準備に入ったのであります。ベーム聴いてまたまた感動し完全に人生のコース変わりました。アノ感動を求めて色んなオーケストラ聴きましたが(ムラビンスキーやマゼールやバーンスタインやブーレーズなどなど、残念ながら日本のオケは…鳴らな過ぎ)もう二度と感じる事はできませんでした…。どんなオケも失望するだけなのでナマはもう聴きません、いや、聴けません…ある意味で不幸です。なんなんですか?カラヤンもベームも、あの音!完全に他のオケとは別物別世界ですな。ナマで聴けて幸せでした。大企業入って裕福な生活はできなかったけどカラヤンとベームのおかげで一応本や映像作って生きてるし…ギャラ安いけど…。カラヤン録画録音うるさかったらしいし本番ライブ無理だったんでしょうね…チャイコの4番もあればベストでした(行けなかったので)。でも私死んだらこのタンホイザーとベームのブラ1お通夜で流しっ放しにしてほしいなぁ…マジで。
大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部顧問の丸谷明夫先生監修と書かれると吹奏楽関係者や吹奏楽に興味を持つ者は手に取るでしょう。まして「コンクール編」と銘打たれているわけですから。
丸谷先生の文は「はじめに」の2ページだけです。また導入編として第1章に「コンクールに参加する!」とあり、参加するための流れやスケジュールと7ページの分量で書かれてあり、第2章で「サクラのコンクール必勝列伝」という6ページの分量で漫画が記してあります。内容はオーソドックスですが、あえてこの箇所を漫画にする必要もないでしょう。
初めてコンクールに取り組む吹奏楽の顧問や現役の部長が心覚えとして知っておくことを確認するのには有益でしょう。情報と言うのはあればあるだけ役立つと思います。ただ、もう少し多くのページを費やして掘り下げた内容を期待したのも事実です。なにしろ「コンクール編」という文字は重みをもって伝わってきますので。
第3章では、ホルスト作曲『組曲第1番』を取り上げて、各パート別に練習したり演奏するポイントが記されていました。各楽器のパートリーダーはこの箇所は必読でしょう。また新米指揮者にとってもそれぞれの楽器の特性は知っておく必要がありますので、是非マスターして欲しい内容だったと思います。
この『組曲第1番』という選曲はいいですね。譜面ヅラは平易でありながら、合奏するとアンサンブルの良さが感じられ、和声の展開とメロディの美しさが特徴と言えるでしょうから。
76ページ以降の「合奏の心得」では、丸谷先生指揮の淀川工科高等学校吹奏楽部の練習風景が書かれていましたが、内容のある言葉が並んでいました。流石に何回もコンクールを制してきた方の練習の重みは違います。
83ページ以下の上級編では「スコアの読み方」が書かれています。確かに高校生にとっては「上級」かも知れませんが、指揮をする場合は必須の訓練ですので、実践で繰り返し理解して欲しいでしょう。ここももう少し深い内容も掲載してほしいですね。上級編なら尚更です。なお、「はじめての和声学」は書かれているように「基本中の基本」でしょうから、もっと別の本で深く知る必要はあると感じました。もっともこのあたりはどこまで丁寧に記述すればよいか判断に迷うところでもありますが。
第5番が凄い。畳み掛けるような怒涛の迫力だ。全盛期BPOが超絶的な機動性を見せ付ける。同時期DG盤を遥かに凌ぐ圧倒的力感、実演ならではの高揚感。特に終楽章の壮絶なパワーの放射は凄い。 第6番はスタジオ盤と同じくやはりテンポが速すぎるが力強いスケルツォや大迫力の嵐などからこの頃のカラヤン&BPOの凄さが伝わってくる。 録音会場は普門館だが非常に良好、生々しいBPOサウンドが見事に捉えられている。
初めて生でBPOを聞いたのがこの演奏会だった。普門館というだだっ広いだけの公会堂、
しかもその2階後方という非常によろしくない条件、これが私の初体験だった。
当時フルトヴェングラーが私のアイドルで、カラヤンを聞くのではなく、
フルトヴェングラーのものだったオーケストラを聞きにいくというスタンスだった。
彼の死後20数年経っているとはいえ、ステージに出てくる楽員達の中に
まだ彼の時代からやっているメンバーを見つけて、彼の残り香がどれほど聞けるのかが楽しみだった。
だが、チューニング終わったときから何か違う雰囲気を感じ、
カラヤンが登場するまでの緊張感は尋常ではなかった。
弦のトレモロが始まると、何かが崩れ落ちていくようだった。終わったときには涙が出ていた。
これはフルトヴェングラーがオーケストラに遺したもののせいなのか、
それともカラヤンによるものなのかまったくわからなかった。
少なくともこのオーケストラは他とは違う何かを持っているということだけが私の記憶に刻まれた。
当時からカラヤンの解釈について色々言われていたが、どうでもいいことだと悟った。
あの圧倒的な噴出すようなエネルギーの前では、そんなことを語っても空しいだけだと思った。
ただ、この録音からそれを感じるのは少々無理があるかもしれない。所詮、録音だから。
だが、当時のBPOの有様を伝える貴重なライヴ録音の1つであることに変わりはなく、
民主化されすぎてフラットすぎる社会となった今では望むべくもない演奏であったことは間違いない。
中高時代にブラスバンド部に入っていたので思わず購入しました。この本を読んで、部活動ってこんなに意味のあることだったのかと考えさせられました。いままでは、趣味を学校で応援している程度の意識しかありませんでしたが、授業では得ることのできない経験ができる場なのだとわかりました。しかも、その経験が今後の自分に役立つ場になるとは思ってもみませんでした。
金賞よりも大切なことと金賞は相関関係にあって、金賞よりも大切なことができていないと決して金賞はとれないし、金賞をとるような学校はみんな金賞よりも大切なことが分かっているのではないかと感じました。
教育の問題がいろいろ言われている昨今ですが、こんな現実的な教育も非常に大切なことだと感じました。全国にこうした生徒達が増えてくれたら、ずいぶんと学校なんかもかわるんじゃないでしょうか。
この本の中で印象的だった内容のひとつが、野球部の生徒さん達の対応でした。ブラスバンド部だけじゃなくて、学校全体がそういう雰囲気になっていくのだなということに驚きました。やっぱり教育って大事なんだなと思い知らせてくれた本です。
ぜひ続編も読みたいです。
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