珈琲のすべてがわかる事典
ただのコーヒー好きなら、納得の入門書。
まぁまぁコーヒーにはうるさい人には、目からうろこの内容ウンチク本。
プロの珈琲関係者には、ここ最近の業界を知る情報誌。
この一冊を読めば、だれでもコーヒーを語れるようになる気がする一冊です。
「孤島」に「天才」のキーワードが来ただけでもう従来のコテコテの推理小説を想像してしまった。大きな間違いだった。 哲学的な要素が多くちりばめられており、シャープな文と相成って全体に何とも知的な雰囲気。孤島の研究所員に大学助教授なんてそうそうたるメンツが居る中でも、主要キャラクタ・真賀田四季博士のもつ空気は彼らの中でも群を抜いている。 ひねくれ者の小生はそれでもなお「ああ、またこの典型的な天才…訳の分からんことをべらべら喋って」「モニタ越しの会話!はん、笑っちまうぜ」と思いながらページを繰っていった。 が。 ラストで見事にひっくり返された。 鮮やかと言うよりほかない。 詳しくいうとネタバレになっちゃうからここらへんで引き上げます。 …にやり。
トリックや作風はとても理論型な作品と感じました。 タイトルの「F」のキーワードの意味も、総合的な結末も「なるほどッ!」とうなづける作品で、 読後もスッキリする、理の筋道にしっかりと乗っている作品だと思います。 ただ、各登場人物の感情や行動が、 「なぜその行動に至ったのか?」「なにがそこまでさせたのか?」といった部分が薄く、 感情移入ができないからか、「グイグイと引き込まれていく感」が持てず、 読中に「先が気になるから読みたいけど、う〜ん…まだ○○ページもあるのか…」と、 ついつい何度か思ってしまいました。 理系、というよりもミステリー性やトリックの解明の醍醐味を味わいたい方にはとてもお薦めだと思います。 ただ、ミステリーの中にも、作中の人物に感情移入して引き込まれたい(惹きこまれたい)といったことを求められる方には、 少々読むのがキツイかもしれません。
森博嗣と浅田寅ヲ、最高です。
森博嗣の世界観を壊すことなくきちんと浅田寅ヲ節が出ている。
浅田寅ヲのデジタルを駆使したあの独特の構図がとにかく良い!!!
第二弾の「冷たい密室・・・」もよいのですがこちらの作品の方をお進めします。
電脳系というかバーチャルなどが強い真賀田四季博士が登場する巻で再度漫画化してほしいです。
全体的な感想としては、まあまあ面白かったというところ。少し長い。 会話やキャラがいいと思う。ミステリとして読むとがっかりするかも。
【良かった点】 ・真賀田四季のかっこよさ ・THE PERFECT INSIDERの意味するところ ・・・この点だけは、なるほどっ、と思った。 ・真賀田四季や犀川が絡む会話の面白さ、薀蓄
【悪かった点】 ・不必要に長い ・動機の説明が全くない ・感情移入しにくい ・・・四季はともかく、主人公2人のどちらにも感情移入できないのはちょっと。。。 ・謎解きであまりすっきりしない ・・・個人的には、一つのトリックで全ての謎が解決できるのが最良だと思う。が、本作は謎とその説明がバラバラで、謎解きされてもあまりすっきりとしなかった。
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