私たちは繁殖している 11
やはり今回も自分だけ正しくて元夫が悪い、という愚痴漫画でした。でもずっと買ってきて、ここまできたらどこにたどり着きたいのかを見届けようと思って…。
子育て中ですが、子育て方針に関してはまったく賛同できず、いい反面教師にさせてもらっています。それにしてもほんと娘2と息子2カワイソウ。「ユーヤさんの子だから最悪」的なニュアンスがあり、愛が感じられませんでした。嫌なところを遺伝のせいにしているけど、自分の作った環境は最高と思っているのでしょうね…。他のレビューにもありましたが、一番支配的な、著者の嫌いな「俺が俺が」な人は著者ですもんね〜。
とか言いながら、次も多分買うだろうなあ。読後感は最高に悪いので、私はいらいらしているときに読みます。いらいらが作品にスライドして、忘れられ、そういう意味ではすごい作品!なので星三つ。
「この作品を買った人は〜」にのせられ、吉田戦車の「まんが親」も一緒に買ってしまいました。割と面白かったです。
フジテレビ(禁)MOVIES MIDORI [VHS]
内田春菊原作「物陰に足拍子」をドラマ化したもの。R−15指定。
みどりちゃん役の子が原作のイメージ通り過ぎて驚きます。
あと義姉役もかなりいいです。
相手役が加藤晴彦で、当時十代であろう、なかなか体当たりな演技をしております。
窪塚洋介が、小林みのるというキモイ青年を味のある変人に仕立てています。
原作が、外の世界へ向けて言葉少ないみどりちゃんの独白によって進んで行くのに対し、
ドラマは独白部分が削られているので、
みどりちゃんが単に一風変わった人にしか見えないのが残念。
ドラッグのシーンがカルト集団に変わっていたり、
家が普通の一戸建てで、原作の和室の襖に鍵という、
その気になればどうにでもなるあやうい線引きの雰囲気などが伝わってこない。
みどりちゃん役の子がかなり良かっただけに惜しまれます。
デストロイ ヴィシャス [DVD]
映画館でも観ましたが素直に面白いです! かなり過激な表現や描写が多々ありますが、全ては不器用にしか生きる事の出来ない登場人物達の愛情表現です。 【総制作費○○億円】を売りにした映画より、よっぽど『映画を観た!』という気持ちになりました。 大作映画よりチープさや粗が見えるところもありますが、それ故に作り手がこの映画に掛ける情熱や心意気にチーム感、何より必死さが伝わって来ます! ハードでエロくてグロくてハチャメチャで最高に熱くてパンクな映画です!!!