A Shared Dream(DVD付)
韓国アーティストが日本アルバムデビューには二通りあると思います。少女時代やshineeのように彼女・彼らの個性をしっかりアピールした楽曲で更にランクアップさせて人気を不動のものにするタイプ。もう一方は日本人作詞作曲により安っぽいアイドル化されてしまい失敗するタイプ… このUKISSの日本初アルバムはその中間点、といったところでしょうか。。しかし「Tick Tack」「Fobidden Love」「We Set off!!」などは文句なくカッコよくて彼ららしい曲です♪「Man Man Ha Ni」は韓国語の印象がとても強かったのですが、Japanese ver.ということで曲もアレンジされており新鮮に生まれ変わってて良かったです!だけど#5、7などが穴埋め的なアイドルっぽい曲で残念でした…(-_-#)彼らの韓国の楽曲があまりにすばらしいので、やはりそれを越えることはできなかったことは否めないでしょう
ドラゴン・キングダム プレミアム・エディション [DVD]
もともとリー・リンチェイ(ジェット・リー)のファンではあるけれど
どうも作品的にはバイオレンスよりなものが多く
それはそれでアクションが見られれば良いのだけれども
こんな作品こそ待っていた!というものがついに、
しかも幻のようなジャッキー・チェンとの共演で実現するという好機に恵まれ
後半ではコリン・チョウとのバトルまで楽しめるというマニアックな贅沢さ。
劇場で観て以来、DVD化を心待ちにしていました!
スクリーンでの迫力にはさすがに見劣りするものの
ジャッキーvsジェットのシーンは何度観ても息を呑み胸が熱くなるバトル展開
レトロさがかえって新しいカンフーマニア心をくすぐるオープニング、
セオリーどおりのハッピーエンド、後からあっと気付く憎い演出等
大人から子供まで純粋に楽しめるエンターテイメント作品です。
監督、脚本家はアメリカ人なのによくぞここまで中国文化を理解して作ったなぁと
感心してしまうできばえの良さです。
中国ファンタジーの荒唐無稽な面白さに、ハリウッド系の質の高い演出や
撮影技術をプラスした相乗効果で生まれたような作品です。
ヘタレな主人公が後半、本当にかっこよくなってくる成長がきちんと見て取れるのが凄い(笑)
吹き替えもファンにはおなじみの石丸博也さん、池田秀一さんのコラボが実現。
劇場版ではそれが叶わなかったのでDVDで聞けるのを楽しみにしていました。
ですがこの吹き替え、お二方はいいのですが訳のつけ方が
いまひとつ物語に活かしきれておらず、そこだけが大変残念でしたが
そんなことなど補って余りあるカンフーバトルとアジアンファンタジーの世界に浸って楽しめる良作だと思います。
特典NG集、カット集、インタビューはもっと長くたくさんつけて欲しかった気がします。
☆ひとつマイナスはそこなので、作品としては文句なしに☆5つです。
禁断の島(FORBIDDEN ISLAND)
同じ作者のヒット作「パンデミック」(完全日本語版が出ています)のシステムを使い、よりルールを簡略化したゲームです。
プレイヤー間の勝敗はなく、沈みゆく島から4つの宝を持って脱出できるか(全員の勝利)、失敗する(全員の敗北)かを楽しみます。
簡略化のせいもあり、緊張感そして単純なおもしろさとしては「パンデミック」に及びません。
しかし私はこちらのゲームのほうが好きです。
ここからは好みの問題です。
「パンデミック」の人類と未知の病原菌というテーマは殺伐に感じられるのです。
それよりは、のんびりと(というほど悠長ではありませんが)ファンタジー世界の冒険に皆で出かけたほうが気分がいい。
ボードではなく、しっかりしたパネルで、プレイ毎に違う島ができあがるのも楽しい。
(島の雰囲気はPCゲーム等で一斉を風靡した「ミスト」に似ています)
この私の個人的嗜好に、なるほどと思うならばお奨めです。
ぴんと来ないのなら「パンデミック」を遊んだほうがいいです(笑)
なおプレイの前に一つだけ、次の設定を共有することを強く奨めます。
「この島が沈むのは機会仕掛けで、完全に水没する前に装置を操作すれば再び浮上させられる」
そうでないと、なぜプレイヤーが沈みかけの土地を元に戻せるのか不思議で白けてしまいます。
Forbidden Lego: Build the Models Your Parents Warned You Against!
洋書なので当然英語でかかれてますが、説明や考え方抜きにし、組み立てるための説明書と思えば小学生くらいでもくみ上げられるでしょう。禁断のレゴみたいなタイトルですけど、何かを飛ばすものが主体なので、あまり年齢が低い子供には向かないのかも。
5つのくみ上げ例…紙飛行機ランチャー(ゴムの力で紙飛行機を打ち出す)、キャンディカタパルト(キャンディや弾状のガムなどを口へめがけて投げさせる)、ピンポンキャノン(ピンポンのボールを自動的に射出)、全地形レゴ(四輪駆動バギーのベース部分)、高速プレート射出機(表紙にある電動ガン)の組み立てが掲載されてます。それぞれの説明は、それを作るひらめき、デザイン、掟破り、非レゴパーツ(キャンディカタパルトでは投げるアームに一般的なスプーンを使っていたりする)の解説が数行行われてます。そして動作原理が軽く説明され、組み立て方が最初から載ってます。
おまけとして9V電源を2つ使って18Vでモーターを駆動させる繋ぎ方などが書いてあったりします。このあたりは本当におまけなのですが、2例しかないのでもう少しボリュームが欲しいところです。
レゴでちょっと変わった仕組みを知るのに面白い教材に思えます。載ってる例は少ない感じもしますけど、完成までの手順もしっかりしてるのでこんなものかな?と思います。高速プレート射出機を作ってみようと思ったのですが、電源部分がギアなどのセットにあるらしく、MINDSTORMの代用だとガンっぽくない気がして製作は中断でした。このパーツだけの為に購入するのも気が引けるので見て楽しんでる状態に留まってます。いろいろパーツを持ってる人はぜひ作ってみてください。
完訳 紫禁城の黄昏(上) (祥伝社黄金文庫)
『異文化コミュニケーション』に掲載された中山先生の論文を読んで完訳を買ったのです。ついでに中国のネット書店を検索してみれば、英語版もあるし中国語訳も出ているらしいです。多分、岩波文庫が出版された当時とは事情が変わったかもしれません。また、康有為は今でも中国で高く評価されている人物で、皇帝を擁護する有名人としてもよく知られています(この点でややマイナスに評価されているけど)。