オペラ座の怪人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
もともと本を読むのが好きな人。でないとちょとおすすめしにくいですね。訳のしかたが独特なので、最初取っ付きにくいんです。かく言う私も本好きですが、最初は始めの部分と最後の部分だけ読んで、途中はだいぶ飛ばし読みしました。しかし、買ったからにはちゃんと読破したいと思い、少しずつ慣らしていき読み切ったんですが、頑張って読んで良かった。もう一つ、映画のキャストが表紙になっている訳本があるのですが、そちらは「分かりやすく、読みやすく。」を重視してあるようで、本が苦手な人でもすんなり入っていけると思うのですが、反面、少々稚拙な感じで深みに欠けるような気がしました。一方こちらの訳本には作品の重みと深みがしっかりと感じられます。読み終わった時の感慨はこちらの方が深いでしょう。自分の好みがどちらに合うかでチョイスされたら良いかなと思います。