COMPLETE THE CHECKERS ~ALL SINGLES COLLECTION
個人的には「七つの海の地球儀/ちょっとギブミーアブレイク」もいれてほしかったですねー。正式なチェのシングルではないですが。
でも待ち望んでいたので、大満足の満点です。
今年はクロベエさんの逝去や不仲問題などいろいろあったのでいろいろな思いで聴けます。
音も以前の不完全なシングルベスト版よりよくなってると思います。
ちなみに「ブルーパシフィック」はコンプリートチェッカーズのリバース版(シングルのカップリング曲集)に入ってるのでそちらをどうぞ。
カップリング版もいいんですよー。合わせて買うとさらなる満足感!
オススメです☆
クライマックス~ドラマティック・ソングス~
このアルバムは本当にいい選曲をしていると思います。ドラマのテーマ曲というとどうしても古臭くなってしまいそうなのに、ここでの全30曲にはそれがまったくそれが感じられません。それどころか、サウンド的にはむしろ新鮮な感覚さえこちらに伝わってきます。それと変に凝った選曲でなく、単純明快の大ヒットナンバーで固めたところも良いと思います。きっとこれからも幅広い年代の人たちに受け入れられていくことでしょう。
個人的にはあすなろ白書の「TRUE LOVE」やロンバケの「LA・LA・LA LOVE SONG」、101回の・・・「SAY YES」あたりが特にいいですね。当然、このアルバムの中には全く観ていなかったドラマもあるのですが、これらのナンバーを同時に聴いていると以前のドラマをまた観たくなってしまうから不思議です。
そして、これらの曲を並べて聴いてみると、ふと、Disc2の2曲目「PRIDE」が1曲目「君がいるだけで」の、4曲目の「サボテンの花」が3曲目の「Time goes by」のアンサーソングのように感じてしまいました。製作サイドでは決してそこまで考えていないわけだし、私の考えすぎなのですが、これらの30曲の物語を空想するうちに思わず、そんなことさえも考えさせられることにもなりました。他にも似たようなCDがあるにせよ、この<クライママックス>は純粋にいい企画だと思います。
下北サンデーズ DVD-BOX
とても面白かった。今クールの一番のドラマと言っても過言ではないだろう。それだけに最終話が一週繰り上がったことがとても悔やまれる。もう一話あればもっと素晴らしい最終話ができたのにと思ってしまう。
上戸彩をはじめとして下北サンデーズの面々はみんな良かった。毎回やる舞台は本当にやっていたら行ってみたいと思えるものばかりだった。特にスズナリ公演の作品はとても素晴らしいと思った。
とても面白いので是非みてみてください。
ROLL 博多のぼせバンドマングラフィティ
「浦田賢一」という名が一般的にどの程度認知されているのだろう?博多出身のドラマー、俳優ということになろうが、その顔も彼の音楽作品も、よく知らない人が多いかもしれない。しかし一部の人々にはその名は確実に轟いており、愛されている。個人的にはサンハウスのドラマーとしてその名を知り、幕末青春グラフティRoninでその顔を知った。そしてHAKATABEATCLUBのライブで彼のドラムを見た。この本には、そうした彼の「マニアック」なキャリアが、人生の当事者側の目線で、かなり明け透けに描かれている。生まれ、生父との確執、祖父との交流、暴力、結婚、生活苦とドラマーとしてのキャリアの中断、育児、ミュージシャンとしての再開等々。その内容はリアルで熱くたまらなく濃厚だ。時に笑え、時には泣ける。
一見すると古く泥臭く見えるのかもしれない。しかしそこにあるのは、決して商業的な大成功を収めたわけではないけれど、その場その場で地に足をつけ、しのぎつづけてきた男の精悍な後ろ姿である。そしてその過程で豊かな人間関係を築いてきた男の深みである。つっかかるような博多弁が連発されるこの物語が、著者が60歳を超えた今も変わることなく続いているのは、希望だとすら思う。不景気、高齢化社会、地方沈没...、メディアに踊る手垢がついた常套句に踊らされるよりも、この本を手にとって、楽ではないが決して絶望的でもない人生に思いを馳せるのもちょっといいのではないか。帯にもあるが、確かに映画で見てみたくなる一冊だ。