DOOM 3:Resurrection of Evil 日本語マニュアル付英語版
オリジナル版DOOM3がストーリー重視としたら
今作はマップを大きく行動範囲を広くし、敵の出現数を増大し、ゲームテンポをよりよくした
大幅にアクション重視のゲーム性になっているようです。
マップも評判のよかった遺跡と地獄のマップをメインだということで
非常に期待できます。
また、新武器の物を持ち上げたり敵の弾を掴んで投げ返したりできる
重力銃ことグラッパーガン
DOOMをやってる人にはおなじみのダブルバレルショットガン
人間の魂を回収、消費して自身に強力な能力を与えるアーティファクト
モンスターも6種類追加されるなど、シングルをやる人間にとっては非常に有意義な物が多いです。
しかし、手放しで良いわけではなく価格の割にはオリジナルの
半分のボリュームしかないことや、DOOM3のマルチ対戦が
重い等で繋がりにくく不評だったこともあり
今回から倍の8人で対戦可能になってもしっかり対戦できるか等、不安要素が残るところが残念です。
ANOMALY
圧巻。
激しいリフの中にも洗練されたメロディ。ブレイクビーツまでも取り入れた楽曲。エルレガーデン時代を思わせる爽快感があるキャッチ―な曲がすべて揃った楽曲たち、独自の世界感がある詩。邦楽ではおさまりきれないロックアルバム。まさに金字塔。
この作品を名盤と呼ばずしてなんと呼べばいいのでしょう??
脱帽です。
進化が止まらない気がします。
細美武士さんはまちがいなくここ十年で最高のソングライターだと思いました。同じ時代に生きてゆけて本当に光栄です。
これからも日本のロックを支え続けてくれるでしょう。
DOOM3 (輸入版)
一般的な日本のゲームファンにはDoomの名前はあまり知られていないのが現実だと思いますが、実際にはシリーズ累計で2000万本もの売上を誇る世界的なアメリカの人気ゲームです。おそらく日本を除くほとんどの国では日本でのFFやDQに匹敵するくらいの知名度と人気があるのではないでしょうか?
従来のDoomシリーズはせまりくる無数のエイリアンを超人的な能力をもった主人公がありったけの武器と弾薬で蹴散らしていく爽快感重視のものでしたが、本作では主人公はかなり弱い存在として設定されているようです。製作元のidSoft曰く、限られた体力・装備でいかにして生き残るかということが前提で基本的なゲームデザインがなされているそうで、引き合いとしてバイオハザードの名をあげていました。ただ、自由度はバイオの比では無いようで、ゲーム的な不自然な制約(例えば低い段差も乗り越えらない)は可能な限り排除しているということです。グラフィックの出来については公式HPをご覧になれば分かると思いますが、凄いの一言です。FFのムービー並みのクオリティでリアルタイムのゲームプレイが楽しめる、とでも言えばいいでしょうか。海外のゲームということで敬遠している人もいるかもしれませんが、かつてのような海外のゲームは大味でおおざっぱという公式はもはや過去のものとなっています。技術的にはもう日本のメーカーと遜色ないどころか既に上回るレベルに達しているメーカーも少なくないと思います。グラフィックの良さが必ずしもゲーム性に寄与するというわけではありませんが、これまでのidsoftの仕事振りから考えれば本作も相当期待できるのではないでしょうか?
Madvillainy
やばい。
トラックは全てMadlibによる提供で、MCはMF Doomを中心にMEDやQuoasimotoが
所々で加勢している。インストも数曲収録していて、1曲あたり2〜3分の全22曲という構成。
トラックはサンプラーSP1200を使用したローファイサウンドが炸裂。音の濁り具合が半端ない。
黒い煙漂う空間に様々なイメージが断片的に現れては消えていく怪しい雰囲気を終始煽り続ける。
ビートはそれほど難解ではないが、ザラつき加減はかなりのもので一癖二癖ある。
支離滅裂なのに作品としてちゃんと成立しているというこの矛盾した世界観ときたらもはや脱帽。
そしてこの癖のあるトラックを見事に乗りこなしてくれたDoom氏にもまた脱帽である。
ノイズはマイナス要素として見られ、ハイファイ志向の中で何でもデジタル化していくこのご時世、
こういうアナログな質感を持ったアルバムを出してくれるのは実に価値のあることだと思う。
メインストリームでも、ギャングスタでも、ジャジーでもない、まさにリアル・ヒップホップを
見事に提示してくれましたね。
Wax Poetics Japan No.03
大野雄二のルパンジャズ・フアン、ライブも多数視聴。偶然立ち寄った中古レコード店の店員と雑談を交わす中で本誌を見せられ、大野雄二の特集があることを知り、入手した。5ページにわたるインタビュー記事+カラー写真と2ページのLP20枚の紹介あり。
前半は2004年出版の自伝「ルパン三世 ジャズノート&DVD」にある履歴のサマリー、後半はジャズピアニストととして回帰して自伝にある「ジャズに恩返ししたい」との抱負を実践しながら、作・編曲家、プロデュサーとしてのジャズ哲学を披露している。「今日のライブはノッている・・・」と言うことがあるが、インタビューの中にその本質である「グルーヴ」についての熱い語りがあり、興味を引かれた。自伝以降を補足する最新の貴重な特集であると思う。
本誌はHIP−HOP、JAZZ、FUNK&SOUL系雑誌と謳っている。ジャズ以外の音楽記事は素通りとなったが、「How to Clean Dirty Records」の記事があり、所有LPやルパンジャズ音源として入手する中古LPのCD化に際して洗浄が必要になる場合もあり、大いに役立つ内容であった。