結成30周年記念のre-make集EPですね。演奏は最新メンバーのようで、オリジナルメンバーはTroy兄弟のみです。
Track1,3,4は伝説のファーストから楽曲で、2,5はそれ以前のEP収録曲が選曲されてます。
1)ファーストアルバムの中でも名曲とされる1曲で(後のアルバムのタイトルにもなっています)、アレンジも比較的原曲に近くいいですね〜。
3)この曲は今でも多くのファンがPraying Mantisすべての曲の中でもベストに挙げる名曲中の名曲ですが、残念ながらアレンジに手を入れすぎた感があり、 オリジナルを超える出来ではないのが残念です。どうせなら完コピしてくれたら感涙ものだったと思います。それでも曲自体がいいので雰囲気は悪くない ですよ、もちろん。
4)これもファーストからですが、印象としては現代風の音になったかな〜という程度で、これだったらあの曲を選んでくれた方がよかったのに・・・という 声も聞こえてきそうです。
2,5)この2曲はデビューアルバム以前のEPに収録されていた曲で、これまでいくつかのアルバムのボーナストラックとして耳にする機会はありましたが、 録音状態やアレンジもちょっときびしいものだったので、今回re-makeされてすっかり洗練された感じですね。(きっと本人たちもいつかは録り直したい と思っていたのかも)
いずれにせよ30年前にこれだけの曲をやっていたことに今さらながら驚かされます。Praying Mantisというバンドの入門編としてよいのではと思いますが、
5曲でこの値段?とお考えならいきなりファーストを買うことをお勧めします。ほぼ同価格で9曲楽しめます。
もちろんold fanやmaniaにとっては充分楽しめるお得な1枚だと思います。
1980年代に入り、英国から発生したNWOBHMの大波。当時のロック・シーンにもたらした大革命。そんな中で特に期待されていたバンドがこのプレイング・マンティスなのである。同時期にデビューしたアイアン・メイデンの鋼鉄の処女と並び、衝撃的なデビュー作である。 ハードかつポップ&メロディアスな今作品は多くの支持を受けたものである。ドラマティックに展開される楽曲の数々は、聴き手をまったく飽きさせない。オリジナルに新たに3曲のボーナス・トラックが収録された今作品は、絶対買いである。HMが聴き手を選ばなかった良き時代の 隠れた名盤中の名盤である。
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