ひきこもりの青年とちょっとHな女の子の話のほかに妹レンタルやネコ耳少女など合計10篇を収録。内容は1対1と複数ものが半分ずつくらいです。個人的には絵がちょっと合わなかったので☆ひとつ減点にしましたが絵がきにいれば買いだと思います。
かなり特殊な絵ですね。巨乳キャラでもやたらと身体の線が細い。
表題作シリーズ。冴えないメガネ主人公のハーレム物語。最終ヒロインは「さくら」。らぶエロ。膣穴を指で広げる描写がエロい。でも、なかなかキスシーンがないのがイタイ。ついでにいっておきますと、毛深いわけではない男(←主人公)の太股の毛をわざわざ描かなくてもいいですからっ。汚く見えるだけですからっ。
・さくら:幼馴染。巨乳。喧嘩番長。
・ナディア:シベリア帰り。巨乳。ソバカス。ツインテール。
・あかり:妹系。貧乳。
・はぐみ:貧乳委員長。アナル好き。
・奈菜:お嬢様。巨乳。
・1:さくらに中出し
・2:あかりに外出し・さくらに中出し。
・3:ナディアに中出し。
・4:はぐみのアナルに中出し
・5:あかりに中出し、失禁。
・6:奈菜に中出し。さくらに中出し
・7:さくらに中出し
・8:さくらのアナルに中出し
・9:はぐみのアナルに中出し
・10:さくらに中出し、アナルに中出し。はっぴーえんど。
とても読みやすい現代語訳だと思います。ただし、わかりやすいストーリーという意味ではないです。古事記は3部構成で、物語としておもしろいのは第1部です(おもしろいといっても、比較的ストーリーっぽいという意味ですが)。完全に神話(作り話)なところもあるし、神話なんだけどなんらかの史実のメタファなんじゃないかというところもあるし、メモ書きみたいなところもあります。このあたりの事情はちょっと聖書とも似ているかもしれない。 古事記は宇宙開闢物語からスタートしています。カオスがあり、姿もない配偶を持たぬ三柱の神が忽然とあらわれ、水に脂を浮かべたように漂う「地上」からやはり姿を持たない二柱の神(もうちょっと具象化した神?)が現れます。これらの5柱の神は天神(あまつかみ)で、以後にどんどん生成される大量の神とは別格なんだそうです。なかなかこのあたりのロジック構成は興味深い。このあと、地においてたくさんの神がどんどん現れます。その中の二人がイザナギノミコトとイザナミノミコトという男神、女神で、二人が夫婦になったことで更に神激増。その中で最後に生まれたのがアマテラスオホミカミとタケハヤスサノヲノミコトです。このあたりはまだまだフィクションっぽいですが、井沢元彦さんのように「天の岩戸」=日食説もあるそうで、この段階ですでに何らかの史実が入り込んできているのかもしれません。 神話や古典にありがちですが、結構、ヒーローが理不尽だったりします。ヤマタノオロチ退治で有名なスサノオは神殿に糞をしてまわるし、ヤマトタケルは父王から「兄に食事をいっしょに食べるように言ってくれ(兄って引きこもり?)」といわれると、兄を便所で待ち伏せしてなぜかバラバラに殺してしまうし、クマソタケルを屈服させたあと「熟した瓜を引き裂くように」彼を斬り殺してしまうし。アーサー王物語とかも相当理不尽だったけど、古事記もこのあたりは負けていない。 履中天皇は、弟が寝首を掻こうとしているのを家来が察知したお陰で夜半に脱出しますが、「野宿するんなら寒風を避けるために薦草の屏風でももってくればよかった」と歌っています。このあたりの感覚というのはかなり不思議。反正天皇は、身長2.8メートルで、歯の長さは約3センチというのは、なんの暗喩なんだろうか?雄略天皇は、かわいい少女に「嫁に行くな、近いうちに召し出すから」と約束したのに、少女は80年間待ちぼうけをくらわされる(謝罪したけど)。また、武烈天皇は世継ぎがなかったので、応神天皇の5代あとの継体天皇が即位した・・・という記述など最初の神話から比べるとかなりリアルな話もあります。そうかとおもうと蘇我馬子に殺された崇峻天皇については「柴垣の宮で4年治めて、陵はくらはしのおかにある」程度の簡素な記述しかない。 ストーリーとしては荒唐無稽なのかもしれませんが、そこに隠された意味や事情を想像しながら読むととても興味深いお話だと思います。
オリジナル Audio-CDと、完全再現ライヴ DVDを、セットにした特別盤。「古事記」は勿論、日本誕生を描いた、国内最古の書物である。
「シルクロード」時代はポップで短かった曲が、本作では6〜9分と大作化。聴くのに少々決意が要る(笑)ようになったが、ビルボード・イージーリスニング部門で1位を独走したことからも分かるように、楽曲のレベルはとんでもなく高い。
特に凄いのが「饗宴(MATSURI)」だ。「シルクロード」と並ぶ、喜多郎の代表作となったこの曲。天照大神(あまてらすおおみかみ)を天の岩戸から誘い出そうと、宴を催すシーンを描いている。ピーヒャラ・ピーヒャラと楽しそうな笛の音が見事にシンセで表現されている。遂に天照大神が姿を現し、世界に光が戻ったシーンを表したエンディングは神がかり的だ。
饗宴(MATSURI) 主旋律:
ラーラーソーラソ|ミーミーレーミレ|ドードーシードシ|ラーラーソーラソ|←段々下がる
ミーミーソーソー|ラーラードーミー|ソー ←段々上がる
音源サンプルが見つからなかったら、上記をピアノで弾いてみよう。凄いメロディーだから!
第二巻は、舞台の中心が出雲に移っていき、因幡の白兎や国譲りなど、なじみの深いエピソードも多く出てきます。
しかし筆づかい、いやはやボールペンづかいは余り変わらず、神々の一大抒情詩を、肩肘張らずに原文に近いまま読める仕上がりになっています。 ヘビは古事記に多く出てきて書きあきたのでと、とある神様をまさかの蛍光灯にしてしまったところはしびれました。
圧巻立ったシーンは、見開きの古代出雲大社の大神殿でした。星野之宣さんが宗像教授シリーズで威圧感があるように書かれていた大神殿ですが、こうの文代さんが書くと、やわらかい印象になって、ああ、古代出雲の人たちはこんな大神殿の周りにて生活を営んでいたのでは、と想像を馳せることができました。
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