もともと子どもが好きで買ったシリーズですが、もはや老若男女とわず我が家では読んでいます。 若干暗め、ダークなもの、ブラックなものを含んでいますが、そこがまた苦みを含むと美味しさが増すような? 味わい深い作品だと思います。
以前出版されていたシトラス学園に加え、初期の短編多数を収録した
ルンルンワールド全開のデラックス版です。この分厚さは読み応え
十分です。初期の作品は今の作風に比べ、よりアングラでブラック
ですが、作品の根底にあるテーマやのりは変わらないので、ルンルン
好きなら十分楽しめますよ。水野純子などとよく同列に語られます
が、ルンルンの場合表紙がバーズのジャケットそのままだったりして
る事からもわかる通り、よりレトロでサイケでポップといえるでしょ
う。イラスト的な魅力もさることながら漫画としてのクオリティも
高いのがルンルンならではの魅力です。おすすめです。
こんなかわいい漫画探してたぁ〜。っていう、ほかにはない漫画です。
ストーリーは、一話一話ちゃんとしてて、高校生の私が読んでもほれぼれするようなかわいいかわいい大切にしたくなるようなお話です。
ちゃんと深いのに、スポ根漫画みたくクサくないし、だからと言って小学校低学年向けのアニメみたく安くない。もちろんオタク要素もない。でもお話自体は、難しくないので、小さい子にも理解できる。
絵も設定もヨーロッパチックですごくかわいくてみててあきません。
マイナーで、知っている人は少ないと思いますが、私的にはそういうところもいいと思います。
隠れた名作です。ぜひ読んでください!
日本編を読んで面白かったので、こちらも購入しました。美術にはそれほど詳しくない私でも、こちらも楽しく読めました。
西洋美術は、美術館で一番目にすることが多い作品です。ただ、時代によって宗教がわからないと理解できなかったり、強烈なコンプレックスをわかってあげてから見ないと難しかったりで、人の多い美術館では絵自体をゆっくり見られませんでした。
今回、この本を読んだあとにロートレック展へ行きました。たまたま本の内容を覚えていたので、ロートレックの自分への感情を思いながら作品を見ることができて、「美術を味わう」ことができました。まぁ、ロートレックがおネェ芸だとはさすがに美術館には書いてありませんでしたが。笑。
美術はその作品を理解する素養がないと楽しみが半減しちゃいそうですが、こうやって身近な話に置き換えながら解説してくれる本を片手に見ると、やっぱり違いますね。とくにこの本は美術館の解説でははぐらかされているところをどストレートに書いてくれている分、美術展を二倍楽しめる本だと思います。
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