いきなり話が横道にそれるが、ご愛嬌。以前、日本にもDIRECTVがあったのをご存知だろうか?今はスカパーに吸収・合併され日本での放送を終えているCS放送だ。そのSKYでは、24時間ロック・クラッシックを放映しているチャンネルが存在していた。私はその為にSKYに入会した一人だ。そのチャンネルは主に、独で放映していた「ビートクラブ」の映像を確認できる唯一のチャンネルだった。そこには、黒髪のジェリーガルシアやB3に剣を突き刺すキースエマーソン、Vo・ジョンオズボーンなんて字幕スーパーのでるサバスが確認できた。とても充実した(私の自己満足ですが・・・)プログラムであった。そこにハンブルパイも白黒映像で見る事ができた、すばらしいバンドの一つだった。 LDCという会社からVHSビデオ「ビートクラブ」ギターヒーロー編で、ピーターフランプトンが紹介されてもいた。ナチュラルボーンウーマンを演奏していたが、残念、口パクであった。そのビデオでジミヘンドリックスは「ヘイ・ジョー」での演奏中、いつもの如く歯でギターを弾いていた。 このアルバムはフィルモアでの演奏だが、エディークレイマーがエンジニアとして参加しているので十分買いです。細かい解説は前出の解説等を御覧下さい。私の感想はこうです・・・早く出せA&M。聴かせろ完全版。エディーにリマスタ頼んでね。以上3点です。何気にフィルモア「裏」名盤は否定できないっす。解説じゃねえ・・・申し訳ない
UK版とUS版のkitchen nightmaresを見てから彼の虜になりいまでは大ファンです。彼の口癖であるabsolutlly passion おなじみのFワードなども本人の肉声で聞けます。今ではミシュランの星の数は12だそうですが、そこまでたどり着くまでは半端でない苦労があったことがわかります。表現が直接的かつ明快でわかりやすく、個人的には番組の裏話なども興味深かったですが、本人もhells kitchenよりもkitchen nightmaresのほうが好きだったというのが聞けて嬉しかったです。
タイトル曲はゼッペリンの「ゴナ・リーヴ・ユー」的なアコースティックかつヘヴィー、雄大なスケール感が素晴らしいぞくぞくするような傑作。若々しいピーター・フランプトンのヴォーカルとスティーヴ・マリオットのコクのあるヴォーカルがからまり、途中1971、2年頃のジェネシスみたいになりつつ最後はヘヴィーでスペーシーなギタープレイでチョン切れるという。。。この最後の部分はいつ聴いても小便チビリそうになります。膀胱を刺激する。 「バターミルクボーイ」は田舎の純情な少年と都会のすれた大人の男を対比させた曲。マリオットが「あー、なんていうトラウマ・ミュージックだ」と叫ぶのだけれど、この曲ってマリオットからフランプトンへのあてつけのように思える。 有名なデビューシングル曲「ナチュラル・ボーン・ブギー」が収録されていないのは不満である。 試行錯誤中のバンドの姿がおさめられており、インド音楽、カントリー、ブルーズ、神秘主義的な音楽、ハードタッチのポップロック等が展開されている。
リマスターになったからではなくて、当時の空気が満載だね。スタジオの緊張感も含めた素晴らしい音になっていたとは勿論発売時の1970年には判らなかったなぁ。正確には1972年頃に聴いたと思います。6thの「スモーキン」から聴きだしたからね。次の4th「ロックオン」より良いかもしれませんね。1曲目のオルガン演奏なんて今のミュージッシャンには出来ないフィーリングかもしれない。マリオットもフランプトンもピリピリしながら必死に作っているのが判るほどの緊張感溢れる名盤。こういうバンド、今何処かにいるのでしょうか?
91年寝煙草による火災で焼死したスティーヴ・マリオットを回顧するDVD。インタビューが主体でライブ映像は少ないが、クレム・クレムソン在籍時ハンブル・パイの映像があるのがうれしい。「アイ・ドント・ニード・ノー・ドクター」が丸々1曲収録してある。このライブ映像は本当に凄い。スティーヴの火の玉シャウトとパフォーマンスは、今まで見たスモール・フェイセスやピーター・フランプトン在籍時のパイ、また84年のパケット・オブ・スリーの映像とは比べ物にならない。160cm強の華奢な体から発せられる強烈なパワーはまさにダイナマイトだ。スティーヴの絶頂期がこの時期であることがはっきり分かる。この時期のものはもう1曲「ブラック・コーヒー」が収められている。スタジオでの映像と思われるが、ブラックベリーズとの息の合った掛け合いが聴ける。インタビュー映像に寸断されてしまっているのが残念。他にもこの時期の映像があるのだったら、ぜひ演奏をきちんと収録したDVDを出してもらいたい。 インタビューでは、スティーヴとの友情と確執の想い出に思わず目を潤ませるピーター・フランプトンが印象的。「こいつ友達思いのいいヤツだったんだな」と思った。頭も薄く地味なおじさんになったフランプトンを見て時の流れを感じる。他にインタビュー出てくるのは、ジェリー・シャーリー、クレム・クレムソン、グレック・リドリー、リック・ウィルス、サイモン・カーク、スペンサー・デイヴィス、クリス・ファーロウなど。 インタビューから見えてくるのは、浮き沈みの激しいロック・ビジネス、アルコールとドラック漬けの生活、その結果としての常軌を逸した行動・・・スティーヴも60~70年代のロック創成期を駆け足で生きたロック・スターの一人だったのだとあらためて思う。 ※輸入盤のため字幕無し。日本でパッケージされたものは対訳ブックレットが封入。
|