読書というのは、読んだときの年齢や自分が置かれている場によって、同じ本でも受け止め方、感じ方が全く違うものになります。その意味で再読が必要なのです。再読によって自分の変化を感じることができるからです。しかし再読に堪え得る作品はそんなにないのが現実ですが。 本作は数年ぶりの再読。今回もやはり終盤にきて作者にやられてしまいました。恋愛を扱った物語のなかでも秀逸な出来栄えです。恋愛物はビタースゥィートに限ると思っておりますが、本作はビターのなかのビターだけを純粋に抽出して取り出した、常人には真似できない作品となっています。読んでるそばから頭の中を映像が駆け巡ります。恋愛は怖い、人間をダメにする無限の力が秘められている魔物です。ちょっとのお互いの感情のすき間からその恐怖は広がっていきます。その先に何があるのか、本作はそこを追求しています。その追求は真剣であるからこそ読者である我々は目が離せなくなるのです。 20代後半以降の男女は必読です。物語の波に乗っていくことも出来るし、自分だったらと考えながら読むこともできます。そこに新たな「自分」を発見することが出来うる物語であると思います。 林真理子さんの解説も本物の「解説」です。物語を読み終えてから、解説を読むと物語の理解が深まること間違いなしです。
この映画の評価はものすごく分かれるかもしれない。 モチロン、私はイ・ビョンホンさんが好きなので☆5つです。 ただ、山あり谷ありの困難から愛を勝ち取って行くという韓国恋愛物を想像して買うのであれば、あまりお勧めしません。 この映画は、深く激しい愛を隠しながらも、とても静かに進んでいきます。 出演者自身も言うように、セリフが少ないのでその分表情や仕草で演技をしなければならず、 イ・ビョンホンさんの心身の演技を堪能できる映画です。 結末は私達観客にゆだねられていて、ハッピーエンドにするのか、またはその逆か、それとも、そのどちらでもないか・・・。 見終えた後は、感動するというよりは、心が考える作品です。
読みながらカカオ76%のチョコをかじっているようでした.ほろ苦くほろ甘く,時にはワインも欲しくなるような語り口となり,ラストにいたってはクラクラするほどとなり,最後は見事にしめくくって,書き上げた小説家の手腕に驚きました.粘着質ではありますが,人を愛したことがある人ならば必ず思い当たる愛おしさ,辛さに,さまざまな言葉で揺さぶり返されます.
野宮真貴さんが気になってなんとなく購入。しかし扉から続く、ゲストとの対談写真の金太郎飴のようなポージング、メイク、ファッションですでにゲッソリ。野宮さん以外の篠崎さん・湯山さんの顔出しはいらなかったのでは?!本文中にエピソードが出てくるたびに、顔が思い浮かんでエレガンスどころではなくなってしまう。
ゲストたちも腰が引けている様子であまり「語った!」というほどの内容もなく、エレガンスを語るのか、生身の30代、40代女性としてホンネを語るのか、どちらも中途半端な内容となっている。
「あの野宮さんも40代でママなんだなぁ」と親近感を覚えるものの、年齢を重ねることへのあこがれや楽しみを醸成してくれるという期待には遠かった。
ぜんぶウソという番組は、
フェイクドキュメントバラエティ。
つまり、タイトルどおり 「ぜんぶウソ」のドキュメント番組
速い話、ドラマのようなコントのような番組
毎回、1人の挑戦者(オードリー春日さんやサンド伊達さんなど)
をピックアップしその人の挑戦を追い続けるというもの
この回には、
オードリーのお二人のそれぞれの挑戦が2本収録されてます。
とくに若林さんのは、前編後編と別れていて
農業に挑戦する青年(若林さん)を追います。
|