どの曲にも聴く人の心をとらえる魅力があります。 その限りない優しさに陶酔しました。 泣きたくなるくらいひたむきで、感動させてくれます。 繰り返し聴きたくなるCDです。
しかし、録音方法はオンマイクで、電子的残響付加の ポピュラー方式です。そこに違和感がありました。 (純粋なベルカント唱法ではないからでしょうか。 地声が入っていても、それが魅力なのですが) できればホールでオーケストラ生伴奏の クラシックの本格的録音方法で 「歌の響き」が聴きたかったと思っています。 それでも十分通用するような気がします。
2006年に読んだ本では文句なし、一番の衝撃作だった。障害者×犯罪、二重のタブーに身を以て斬り込んでいった著者に拍手したい。
地味だけどショックだったのは「第三章 生きがいはセックス――売春する知的障害女性たち」。これを読むと、風俗(売春)産業にはかなりの割合で知的障害者が従事しているのではないかと思われる。男性の方、思い当たりませんか。ものすごくサービスのいい、情熱的な風俗嬢の記憶ってありませんか。客は、通常の商取引だと思って買春している。資本主義倫理的には売り手と買い手はイーブンだから、そこには何の後ろめたさもない、と思っていたのに、実は相手は知的障害だった、としたら。
本書が取り上げるのは、いま流行の格差社会論ですら掬われていない、どん底の人々である。自分と彼らとのあまりの距離に愕然とする。とくに「聴覚障害者が使っている手話は日本語逐語訳ではない。逐語訳手話は通じない」という指摘とか、改めて衝撃だった。日本語じゃない、んですよ!
だが、私たちは彼らとまったく違うのか?というと、そうではない。私たちも加齢とともに必ず何らかの障害を抱えるのである。私たちもいつか、この社会に居場所のない、排斥される、弱者になるのだ。必ず。金があれば居場所はあるかもしれないけれど、その金を失ったら誰もが弱者だ。そのとき、こんなはずじゃなかった、と泣くような社会でいいのだろうか。私たちが作るべきは、そんな社会なのだろうか。
山本譲司さんの投げる球は、遠くまで届く力があると思います。力の続く限り投げ続けてほしいです。私は、受け取り続けたいと、強く思います。
ハートキャッチプリキュアのアニメを見て。これを買いました。えりかが目当てだったのにハートキャッチプリキュアの漫画がかなりページ数が少なく(予想はしていたが)期待の方が大きかっただけに少し残念です…コミックスに期待します。
前の炊飯器がダメになり、新しく炊飯器を買い求めました。 この炊飯器は、3.5合炊きです。前の5合炊きと比べるとかなりのサイズダウンです。 ただ、実際、一度に5合がすべて必要となる事態は無いという結論に至り、 この商品を選択しました。家族4人ですが、問題は発生していません。 炊いたご飯の感じは、さらっとした印象が強く、お茶漬けや硬めのご飯が 好きな方にはとても良いと思います。 一つ感じたのは、ふたのバネが強く、開けるたびに本体ごとがたつくことです。 おそらくふたのばねの設計は、5合仕様を踏襲しているのでしょう。 あと、大きな特徴はこの色です。台所に華やかな雰囲気をもたらし、 なかなか良いです。
イエスが生まれるまでの過程を描いた映画をかつて見たことなかった。この映画はイエスの両親の出会い、その当時のユダヤの政治状況と日常生活にたいするその影響を描き出しながら、聖書(旧約)を通して預言されていたメシアの到来の希求をあまりにもダイナミックに描き出すことをせず、むしろ「生活の座」から決して切り離されずにメシアなるイエスが誕生したことをうまく描き出している。イエスの誕生に東方の博士と羊飼いが居合わせているところは聖書的には眉唾ものだが、聖書を手にとることを躊躇している方や、2000年前のユダヤのおかれた状況を理解して聖書を読んでみたいという方には、ある意味で絶好の映画と言えるかもしれない。
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