このアルバムは、それはそれは夢のようなアルバムなのです。 JAPANのメンバーが全面的に参加、プロデュースは 坂本龍一とスティーブ ナイ。特にスティーブ ナイの手による ”悲しくてやりきれない””おいしい生活””みちでバッタリ”は 絶品、ほんっとにいい音です。そして、なんといってもラストの デビッド シルヴィアンとのデュエット,”GOOD NIHGT”。 世界最強のデュエットです。聴かんでどうする。
大阪人のしたたかさ、暖かさ、世渡り上手な子供たち、不器用な生き方をする人々、良くも悪くも大阪を濃縮した作品です。 けなげなチエちゃん、親友のひらめちゃん、やたらとけんかに強いけれど生活力のない父親、酒を飲むとものすごいことになるおじさんなどなど、個性的なキャラクターには、大阪お笑い芸人を多数起用し、十分笑えます。
今年の読書感想文の課題、娘が中山さんの『どんなかんじかなあ』を選んできました。私もいっしょに読んだんですが、こんな本を書いた中山さんて、なんかスゴイなと思って、わたし用の本を本屋に探しに行って見つけたのが、この本でした。娘と同じで、何よりもステキな絵の方(作者さんは違いますけど)に目が行ってしまったんですが、テーマの古事記、考えてみれば、因幡の白兎とか、所々のエピソードは知っていても、全体のストーリーは知りませんでした。しかも、ヤマトタケルのラブ・ストーリーから始まったりして、もう、最初から興味津々です。知らなかった話は新鮮ですし、知っている話が出てくれば、これまた懐かしく、また前後の話を知ると、なるほどそういうことだったのかと、探偵ドラマの解説を聞いているみたいな気分にもなりました。実は、あとがきを読んで、俄然、興味が湧きまして、今、オリジナルの古事記を読んでいるんですが、この本の中山さんの挿し絵を時々見ながら読んでいくと、無味乾燥な文庫本の活字が、見違えるように瑞々しく感じられたりもするから不思議です。大人の絵本て、ほんとにあるんですね。早速、絵葉書プレゼントにも応募しました。当たるといいな。
往々にして、昔みた番組の印象というのは、美化されていて、いざ実際の番組をあらためてみると、「チャチだよね」とおもうのですけど、これにはそんなところがありませんでした。きちんとSFだし、今みても全然遜色なし。だからこそ、当時の子供にはこのおもしろさが伝わらなかったかも。 円形のボディに4つのプロペラをもつヘリ、原子力船、エアカー、こなかった未来を見ていると、泣けてきます。
意外に知られていない、劇場版。テレビシリーズより前に公開されている作品で、テレビシリーズは、この劇場版を使いまわしにされているところもある。 当時、漫才ブームで、キャストは全員、上方芸人で構成されている。声優以外の人がアニメの吹き替えをするのは、珍しかったので、すごく印象に残っている。 しかし、島田紳助役のマサルの声は、あまりにもオッサンすぎる。もうちょっと高い声にしてほしかった。 個人的には、家族で遊園地に遊びに行くシーンが、かなりのお気に入り。 今見ても、ちょっとホロっときてしまうね。
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