【全体として】
ストーリーにはすごく引き込まれました。
ただ、一本道で、選択肢はたくさんありますが
テキストが若干変わったりTipsが取得できたりする程度で、
GameOverも選択ミスのあとに直行するので
最後の選択肢からやり直すだけで先に進めるため、
詰まったりする要素がありません。
正直、フォーントリガーや妄想トリガー(でしたっけ)のような
斬新なアイディアで「ノベルゲームから選択肢を排除する」てな
発言もしていらした会社さんなので、古典的かつストーリーに
幅がない点が残念で仕方ありません。
これ、ゲームで出す必要あるの? と。
【システム面】
ノベルゲームとしては基本は押さえてあり快適だと思います。
ただ、フローチャートだけは意味がわかりませんでした。
(一本道だし、なくてよいような)
フローチャートの分岐からゲームが再開できればよかったのに。
以下若干ネタばれあり。
プロローグとエピローグに、
少女の一人語りが入るんですが、
このポエムが冗長過ぎて萎えます。
ゲーム開始前はつかみとしてミステリアスな詩的表現が物語を
盛り上げることもあるでしょうが、このポエムは単にプレイ前の予備知識がない状態では
意味が不可解でしかも長いので不快にすらなります。
ゲーム終了間際のポエムは、物語の総ざらえで読者(プレイヤー)の細かな疑問等による
微妙な引っ掛かりをとっぱらって壮大なカタルシスを感じさせてくれてしかるべき個所なのに、
ただただ書き手の言い訳じみた描写が続いて(どうして語り手であるキャラがあの時ああしなかったのか、など)
言い訳すんな見苦しいと思ってしまい、うんざりしました。
(もちろん、語り手キャラがうざいと思ったのではなくて、ライターに対して思った次第です。
といいますか、ライターの存在を感じさせられて萎えました。)
物語の構成として、最初と最後の語りをする少女と、
Tipsで出てくる「少女の日記」の作者とが別人であるという仕掛けは
途中まで気付かなくて「ああ、面白いな」と思いました。
基本的に、ストーリ構成もそれなりに面白いですが、
人物描写と内面描写がよくできていると思います。
章ごとに違うキャラの視点になるので、同じ出来事を追っていても
立ち位置が違うことで受け取り方も違う様がよく表現されていると思いました。
ただ、人間の黒い部分を表現する際に、冷静なそぶりをかなぐり捨てて
狂気を前面に押し出してくる人物表現はいささか陳腐で子供っぽいヒステリックな感じが否めません。
普段の優しさと同じ軸上に黒い部分があるからこそ怖いんだと思います。
物語の根幹である時間についてですが、
「その落ちはねーだろー」と思いました。
全体的に曖昧なイメージを表層的な論理で塗りつぶしていたのが、
最後の最後で隠しようがなくなったという感じ。
最後まで隠し通してほしかった。
色々書きましたが、ゲームとしては3点。
ストーリーは詰めの甘い感じもしますが4点です。
【たられば(ネタばれ)】
章建てで一本道にするにはもったいない。
シナリオ選択でキャラを選択して、
そのキャラでクリアした内容が他のキャラでのプレイ時に影響するようにして、
全て条件が整えば最後のキャラシナリオがプレイできる、
という風にするだけでゲームとして成立したと思います。
それなら選択肢やBadENDの意味も活きてくるし。
オススメです!もう2〜3曲あるともっと素敵ですが、これは素晴らしい。 画像も音も結構良いです。
まずのICHIROやGRACE達と一緒にアンプラグドな感じで
1 SILVER SPOON 2 MOLIENDO CAFE(コーヒールンバ) 3 川の流れのように(美空ひばりのカヴァー) 4 自由の橋
↑この4曲
さらにICHIROを含むロックバンドスタイルで
5 NO ONE SEES NO ONE HEARS NO ONE SPEAKS 6 TOUCH ME 7 BLOOD,SWEAT&GUTS 8 ゆずれない願い 9 揺らぐことない愛 10 EVERYBODY TEARS〜すべての矛盾を愛せ〜 11 有名人 12 ONE STEP(アンコール)
という感じです。 どの曲もとてもいいパフォーマンスで、言うことありません。
田村直美やPEARLがお好きならば中古で1万円程度ですが是非思い切って買ってみて下さい。
※1 但し、1と9と12だけはまだ新品で買える二十周年記念盤のDVD(青いジャケット)でも観ることが出来ます。
※2 さらに、音だけならLIVE A GO GO! BESTにて1と4は聴くことが可能です。
宣伝で「あのSteins;Gateを手がけた5pbが!!」とありましたが
シュタゲと同等かもしくはそれ以上を期待してしまった方は少しがっかりしてしまうかもしれません。
内容は遺伝子やクローンといった科学分野が多く見られ、哲学的な文章も頻繁に見られます。
その中で物語はループしていくので同じ文章が見られることが多々あり若干「またか」と面倒になってしまうかもしれません。
ボリュームは大体ボイスを多少カットして20時間かからない程度です。
ぶっちゃけて言うとEVER17の劣化版と考えていただければ一番わかりやすいかなと思います。
ゲーム単体で考えると良作ですが、発売前で持ち上がりすぎた感があり全体的な評価3とさせて頂きました。
pearl時代の曲やソロの曲のリレコーディングの最新ベストアルバムです。
若かりし頃の田村直美さんのハイトーンは少し薄れ大人びた歌唱が素敵です。
でも不思議と『田村直美』の今を感じられるアルバムで素敵な一枚には違い無し!
ライブハウスで聴いてみたくなりました。
伸びやかなハイ・トーン・ボーカルと、その声量の良さが気持ちいい田村直美が、やっと、安価で楽しめるゴールデン☆ベストに登場です。
彼女のパワフルな声は、聞いていて気持ちがいいです。突き抜けるかのような強烈なボーカルが楽しめる1や、ロック・チューンされた3、バラードの6。ポップな7など、親しみやすいメロディを持った楽曲が満載です。
おすすめです。歌がうまい。正直にそう思うシンガーです。
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