江東区の情勢が的を突いて書かれてはいます。が、写真と説明文が合わないところが見受けられます。
明らかに木場を写した写真が東陽町と紹介されていたり、木場よりの塩浜も東陽町と書かれていたり。
まったくなんでもない駐車場を写してショッピングモールの駐車場のような説明が書かれていたり、実際に住む
住民にとっては、「それはちょっと違うんじゃ?」と思えるものが多いです。
深川民・城東民・臨海民の気質の違いの考察は面白いですけどね。一度読んでみる価値はあります。
今の日本には無駄な公共事業が横行していると言われますが、仙台の地下鉄東西線はまさにその典型なのがよく分かる本です。
行政が需要予測を水増しして、予算を取って莫大な税金をかけて造る。できる地下鉄は大赤字でそれは市民へつけ回し。つまり、「市民を苦しめる為に巨額の税金を使う」バカバカしい巨大事業の典型です。
この事業のもっとも悪いところは、事前に乗客が足りない(予測の半分もいない)ことを示すデータが事前に分かっているのに、仙台市がそれをひた隠しにしていることです。
これを仙台マターと片づけるのは早計です。全国の人にとってこの本は2つの意義があります。一つは、このバカバカしい事業にも多額の全国民の税金が使われている愚かさを知ること、もう一点は、他の都市のムダ事業に対するたたかい方のヒントになっている点です。
2735億円の税金のムダ・・・こんなことを止めるためには、国民が「知る」ことがまず肝要です。
そして、政治家や官僚の皆さんにもぜひ読んで頂きたい。自分たちがこの事業に予算をつけることがいかに愚かであるか、日本語が読めるのでしたら一目瞭然ですよ。
首都高ものとあわせて買いました。すでに営業拡大が終了している営団地下鉄が対象ですが面白かったです。ただモノクロが多く残念。
きれいなVF音がするとの評で、このDVDを購入したのですが、インバーターファンの方には残念です。パンタがついたらモーター車と言うのは最近のVVVF車に通用しないんですね。ただこの車には、クモハは有りますが、松井山手で中間に連結されてしまいます。運転手の方の
声はちょっと気になりますが自分の職場にカメラとか入っているので、仕方ないところでしょう。運転交代の近ずくところで、雰囲気が柔らかくなった感じがします。そこから先地下鉄の状態になり、大阪環状線を縦断します、東京の中央線と同じですね。地上へ出てから尼崎方に、、あの福知山線に入ります。ちょうど逆向きの景色なので,地元でない私ではどのあたりか良く分かりませんが。黙礼。電車はフラットも無く、とても良い車です。
「電車で行く」というキーワードで他の桜をテーマにした写真集と差別化を図っているようでした。
中田昭さんは、これまで京都をテーマにした多くの写真集を世に問うてきたカメラマンですから、私は美しい桜の写真集だと捉えていますが、類書との違いを出したいと言う編集意図もあって、「電車で行く」というコンセプトが付加されたのでしょうか。
京都の市バスの系統は分かりにくいと言われています。電車(地下鉄、私鉄の区別なく)の駅からの訪れ方が中心ですと、一見親切なようですが、バス停よりも駅のほうが遠いところが多くなってしまいがちです。当然歩く距離も多くなりますし、1日で廻れる箇所も限定されるでしょう。
また西山方面などは、電車だけで廻れる寺院はほとんどありませんので、結構無理をして掲載している感じを受けました。1日乗車券の利用を考えるとバス移動のほうが圧倒的にリーズナブルですし、効率的だと思います。
結論から言えば、「電車で行く」という企画意図とは別に、プロのステキなショットを参考にする、知られざる桜の名所はいかに、といった観点から観るのが妥当になると思われます。
1頁ずつ1つないしは2つの寺院等を紹介したもので、場所、拝観時間、見所、地図などの拝観データ、電車の駅からの交通アクセスが掲載してあります。サイズもハンディで、京の春を満喫するための桜のガイドブックとしての利用価値は大だと思いました。
舞妓さんの普段の着物姿を写し込んだ祇園白川の桜の写真や、向日神社の参道を歩く母子ずれのうしろ姿など、桜と社寺だけでない写真もまた味わい深いものだということを教わった気がします。霊鑑寺の庭園を覆う花弁の風情もまた桜の魅力が伝わってくるでしょう。
本書では掲載してありませんが、妙覚寺の塔頭の善明院の紅枝垂れ桜なども好きな桜でおススメします。当然誌面の制約もあり、外された桜の名所もあったことでしょうね。
本書を片手に京都を散策されて、何気ない街かどに咲く桜の美しさを感じる時が一番の至福の瞬間だと言えるかもしれません。
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