前作「竜の国のユタ」からの続きなんですが、というか 途中からタイトルが変わったみたいです。 オーソドックスな英雄譚として、なかなかスケールの大きな お話です。内容については他の方のレビューに詳しいので 割愛しますが、一つ残念な事があります。 この作者は、コマ割がワンパターンで各シーンの アングルやカットがへたくそです。おまけに 鳥瞰や俯瞰といった描き方が、全然できません。 いつも、正面横面上面と同じカットしか出てきません。
ストーリー的に、感動的なシーンが出てくるのですが いつも、画力がついてこなくて 読んでいるこっちが歯がゆくなるような描き方しか できません。
物語が良くできているのに残念なことです。 マネキンをおいて、いろいろな角度からデッサンをしたり 映画を見てアングルやカットの勉強をされてはどうでしょうか?
てっとりばやく、描きたい方向からデジカメで取った写真を 下図にしてキャラクタを書き込んでもいいと思いますけど。
舞台は本編から1年前の出来事になります。 主人公は天羽ですがマー坊や鰐淵なども登場します。 ネタバレになりますが天羽と鰐淵のタイマンなど本編では まず見られなかったことも描かれています。 天羽の生い立ちや1年前の横浜の族の構造が描かれているので 特攻の拓とはいえ拓は現在のところ登場しません。
作画はさすがに本編終了から結構経っているので 若干当時とは異なるなと印象を受けます。 本編終盤の作画に近いです。 とはいえ支障があるわけではありません。 本編を読んでいる方には楽しめる1冊だと思います。
アニメ→漫画→ゲームとやりました。
この作品はオリジナルシナリオなんですが、本編に影響しないシナリオでなかなか面白かったです。
まぁ欲を言えばシナリオが短い!!10時間かからずにクリアしました。
未来日記のルールとキャラの性格を理解していれば余裕です。
アニメ開始の1年以上前の作品のためかボイスはありませんが、その分漫画を意識したダイナミックなアニメーションと音楽が絶妙なシーンの緊張感を演出しています。
まぁ欲を言えば戦闘シーンだけでなく日常的なシーンにも漫画風のアニメーションが欲しかったなーって感じです。
原作にもある由乃の暴走をゲージで分岐するシステムはよく考えたなーと思います。
シナリオがあるゲームなのでやり込む気は少し落ちますが、すべてのデッドエンドや分岐を体験していくことで「裏未来日記」という追加機能を楽しむことが出来ます。
これはゲーム本編で語られなかったキャラの裏話を集めたものです。まるで漫画の別冊を読んでいる気分で燃えました。
原作と別シナリオでこれだけ満足出来るゲームは少ないはずです。是非。
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