カンニバル・コープス初のライブDVD。 ライブ(約66分程)+2曲のPV+約24分に渡るリハーサル風景等が収録されています。 選曲は、過去の作品から当時の最新作まで満遍なく網羅されており、見事な演奏を披露してる上に、ヴォーカルのジョージも凄まじい声で歌い上げています。 ただ、インタビューが本編の間に挟んであるのと、画質がいまいちなのと、ライブ本編のみギターの音声が右、左、反対に収録されているのが不満。 それ以外は最高な内容なのでカンニバル・コープスファン、デス・メタルファンの方は必見です。 リハーサル風景等は、殆んどが演奏シーンで、会話は最後の方でファンと少し話をしている程度なので字幕がなくても問題ないです。 インタビューも短いので大して問題ないです。 2曲のPVは白黒ですが、彼等らしいビデオになっています。
1990年発表の1st。このころから、ヴォーカルはすごい。サウンドはかなり前なのでイマイチ迫力に欠けるが、それでもこの重さはすごい。初期衝動のスラッシュ発展型デスメタルが聴ける。まぁ、何つったってあのカンニバルですからB級くさいのは覚悟してください。唯一無二のカンに張るサウンドはすでに確立しており、かっこいいのだが、初心者が聴くと曲の区別がつかない可能性があります。中級者、上級者向けですね。曲のインパクトが2nd以降に比べて弱冠劣る気がするので☆三つ。
米国産ブルータル・デスの最重要バンド、CANNNIBL CORPSの10枚目のスタジオ・フル。今作ではオリジナル・メンバーでギタリストのジャック・オーウェン(現在はDEICIDEに加入)が脱退している。しかし当初より一貫したスタイルに大きな変化は無く、今作でもいつも通りの硬派なデス・メタルをプレイしている。高い演奏力に支えられた楽曲は、邪悪さ、殺意、憎しみ、狂気が渦巻く中で悪意に満ちたエネルギーを爆発させながら血と内蔵を巻き散らし突進してくる。数あるデス・メタル・バンドの中でも、此ほどまで高品質を保ちながらも聴衆に強烈な嫌悪感を感じさせ、地獄に叩き落とすかの様なサウンドを体現出来るのは彼ら位では。又、リズム・ワークも非常に凝っており、限られた枠の中ではあるが、起伏に富んでいる。正に 「デス・メタル、かく在るべき」と云う様なスタイルを地で行くバンド。彼らの音を聴かずしてデス・メタルを語る事は出来ない。
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