登場人物それぞれのオーバーラップが見事。
対比法って言うらしいですが、キスを拒んで問題が発生した嬉子と「同じ場所」でさやかがキスをするか否かの判断を迫られる訳ですが、嬉子のその後を知っている者からすると、さやかのその後を何も言ってないのに正確に暗示できる。
まぁ、その暗示を敢えて切るという手法もありますが・・・
そして、なぜか魔法を使える保険医さん。
彼女もまた嬉子との対比が見事。
シナリオだけは本当に極上だと気に入っているしだいであります。
私は栗コーダーカルテットのファンなので彼らの作品にはいつも気をつけているつもりなのですが、この「奥様は魔法少女」は完全に見落としていました。今回は栗コーダー名義ではなかったので気がつかなかったのです。というわけで、アニメ本編を一度も見ずにこのサントラをレビューします。 栗コーダー・カルテットというと作曲は主に栗原氏の担当なのですが、今回の作曲担当は近藤氏、関島氏です。両氏が渋い作曲をすることは栗コーダーのマニアならよく知っていることでしょう。今回は両氏によるサントラ初挑戦となります。1曲はメンバーの川口氏の作曲です。演奏メンバーをみると栗原氏も加わっていて、なんだ、栗コーダーのメンバーが全員参加しているじゃありませんか(笑)。 曲の方も、リコーダーがメインのいつもの栗コーダー音楽です。栗コーダー名義ではないということに実は不安な予感がなかったわけではありませんが、良い方向に裏切られました。おなじみの栗原節でないのはすぐにわかるのですが、このサウンドはやはり栗コーダーの音なのです。栗原節を軽妙、ユーモアと表現するなら、このCDはしっとり、叙情的といった趣です。曲の順序は近藤氏、関島氏の担当が交互に並んでいます。iTunesなどで近藤氏のみ、あるいは関島氏のみのプレイリストを作って聴いてみると面白いかもしれません。 ということで、このCDは栗コーダーのファンなら安心して聴ける内容になっています。今までとは違った栗コーダーという意味ではファン必聴の推薦盤です。ちなみに演奏時間はなんと77分。たっぷり楽しめますよ。
第1巻と第2巻でも感じていたのですが、全体的にのんびりとした日々を描く事に大変に長けているのを感じました。あずまんが大王を手がけた錦織博監督ですが、この様な事に関しては実に上手いです。
冷静に考えたら、クーラーごときはちょっと昔もあった気がしますが、敢えて扇風機を使っていたり、巽が最新式携帯電話(ウメケンのミュージックを再生できるような)を持っているにも関わらず、敢えて嬉子には携帯を持たせていない。
だから巽は結局「遅れそうだ」の一言も伝える事が出来ずに走る訳ですけど、それが返ってのんびり感を醸しだせています。
取材先の陶芸家に至っては「父と同じ歳になったときが勝負」とまで言っている。
なんとも気の長い話ですが、舞台となった山口県萩市の魅力を存分に引き出せているのを感じる事ができました。
また、このままで終われば、ただ単にだらだらしたアニメになりがちな所なのですが、「早く大人に成りたい」さやかをアクセント的に上手に挟んでいます。
そして、それがそのそのまま「ワンダーランド」をこのまま守りたいと言う嬉子と今すぐに変えたいというさやかの対立点を明確に象徴しています。
ここまで完璧なシナリオの組み方は近年稀と言っても過言無いです。
これで「何かを勘違いさせそうな」パッケージさえ何とかすれば、このアニメもっと売れると思うんですけどねぇ・・
<br /> 収録されてるのは第3話と第4話なのですが、第4話のラスト10秒が・・・
<br /> えーと、話を戻します。
<br /> ストーリーと構成、及び音楽に関しては完璧です。
<br /> 絵柄が・・・まぁ、あれですが、「大人に成りきれない大人」と「大人に成りたい大人」「大人に成りきった大人」
<br />そして、「純粋な子供」の対比が見事です。
<br /> 途中まで結構モヤモヤするんですよ。
<br /> しかしキッチリ落とします。
<br /> そのタイミングの取り方がまた見事でした。
とある情報誌に日向めぐみさんがメロキュア最後のリリースと言っていたCDです 曲調はダンサンブルな曲を目指していたらしく「ふたりのせかい」「birthday girl」と同系列の感じです ですがやはり昨年亡くなられた岡崎律子さんの影響は大きく感じます TV放送も見ましたが絵と歌は合っていましたが本編のイメージと合うかは 今後の展開を見ないと何とも言えないです ですが曲の感じもメロキュアらしく仕上がっていますのでファンは安心できると思います c/wのEDは主人公嬉子役の井上喜久子さんが歌われて居ますがゆっくりとした 曲調で落ち着いて聞けます OP>アップテンポ、ED>スローテンポといった感じでいかにもアニメ主題歌らしい できあがりだと思います
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