大友バロンドールターボちゃんのじっくりビデオ

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共犯者 (新潮クライムファイル) 当時の関根と風間は、有名人だった。ペット業者やドックショー関係の者ならば必ず噂は知っていた。アフリカケンネルのは人間の肉を食っていると・・・関根は愛想良くいつも若い兄ちゃんやギャルに声をかけていた。真相を確かめに友人が誘われるままアフリカケンネルに遊びに行った。ライオンがいたと言っていた。それと異常にデカイ機械が事務所の中にあって牛一頭全部ミンチにできる機械だと言った。関根は頻繁に新宿へ遊びに行き家出娘を連れ帰り住み込みでペットショップで働かせ身体を弄び逃げ出す前に殺していた。死体は機械で処理しが食って終わり、の糞から未消化の骨がでるけど埋めたり燃やしたり汚物として廃棄する。アラスカンマラミュートはアザラシの肉(脂肪の塊)を消化する数少ない種。だから関根のショードックは毛艶良く見栄えがした。そして威風堂々たる雰囲気を発していた。風間はの奴隷のように膝まづき熱心にグルーミングをしていた。への愛情というべきか執着というべきか異常なまでの溺愛ぶりを人目を憚らず見せつけていた。その容姿はピエロの様で障害者かと思わせた。事件の発端はミンチの機械が故障して死体の処理が不完全になった事からはじまった・・やはり悪魔の関根でも人を完全に消し去ることは不可能だったのだ。この事実が本に記載されていないのを悔やまれる。
ありのままじゅんじ シンプル。朴訥。正直。
そんな形容詞をならべても、このCDにはたどりつけない。
オトコを酔わせるテクを披露するワケでもなければ
ヲンナを泣かせるワザを見せるワケでもない。

でも、誰にもマネできない世界がある。
まっすぐに、ココロに入ってくる。
なので星5つ。

共犯者 (新潮文庫) アンハッピーエンドというか、読後感が重苦しい短編集。全編 水準が高く、面白い作品なのだが、意外な結末の『潜在光景』、『典雅な姉弟』がよかった。

■潜在光景
帰宅途中のバスで浜島は、二十年ぶりに小磯泰子と偶然出会う。会社や家庭での物足りなさから、泰子に安らぎを求める浜島だったが、逢瀬を続けるうち、泰子の6歳の息子 健一の存在が気になりはじめる。浜島の命を狙っているのか ・・・

■典雅な姉弟
麻布の一画に居を構える生駒桃世、才次郎の姉弟。老境にさしかかっも、眉目秀麗で往時をしのばせる二人だったが、生駒家では、桃世が絶対的な権力を持っており、才次郎や、同居する才次郎の亡兄の妻 お染を支配していた。才次郎が留守の折、桃世が殺害され、お染が容疑者として取り調べを受けるのだが ・・・

本短編集からは、『共犯者』、『恐喝者』、『愛と空白の共謀』、『潜在光景』が映像化されている。

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