インディカ米を食べたことがなかったのですが、海外のお米料理のレシピを試してみたくて こちらでジャスミン米と調理加工用を1キロずつ購入。 少量パックは日本で小分けにされているとのことですが、2種類とも同じ透明な袋に、 それぞれの名前のシールが貼られていました。 どちらも日付は書かれていませんでしたが、伝票に書かれたコンディションは「New」でした。
炊き方は炊飯器でいつものお米どおり。最初に1回だけ、ホコリを落とす程度に洗っています。 元来タイでは湯取り法らしく、それならばそちらの方が本格的な味になるかなと思ったのですが 吸水法(炊飯器)の方が栄養も残り、なにより今ではタイのほとんどの家庭が炊飯器だというので、 じゃあ楽な方で、と失敗のない炊飯器で炊いています。
食べてみると、こちらのジャスミン米は美味しかったです。 炊いていると、なんだかお菓子のような甘い香りがして、食べるとその香りが広がります。 ラップであたたかいうちに小分けにした後、荒熱が取れたら冷凍にしています。 食べたい時にレンジでチンしてますが、やはりふんわり香ります。
味の方ですが、甘みは日本の米に比べればほとんどなし。少しだけ甘味があるかな?というくらい。 粘りも少ないですがまったく無いわけではなく、ラップの下から持ち上げても米同士がくっついたまま 持ち上がるくらい。がんばれば、なんとかおにぎりの形にも出来ます。 (おにぎりで食べるにはおいしくないし、かじると崩れそうなのでやりませんが)
やはりおいしいのは、海外のレシピです。 日本のお米でタイカレーを食べると、「まあ美味しいけどなんか違う」という気分になりますが、 ジャスミン米だと「ちゃんとおいしいタイカレーを食べた!」という気分になります。 ごはんとして噛み応えがあり、さらっとした甘みと粘りで、香りは全く気になりません。
またチャーハンは、今まで必死にナベにご飯がくっつかないように、と苦労していたのが バカらしくなってしまうほど簡単にできます。 味も、そんなに炒めてないのに、日本のごはんでけっこう時間をかけて一生懸命水分を飛ばしてできる味。 こちらは一口目は香りがふわっと広がります。
ピラフもやはり日本のお米で炊いたものとは一味違う味が楽しめます。 豚肉と豆とで作りましたが、変に米の甘味が入らずパラリとしています。 こちらはスパイスがけっこう入るので、ジャスミンの香りはほぼ無し。
あと中華粥も作ってみましたが、これはさらっとした仕上がり。 粒が煮崩れしないので、けっこう長く煮ないと「ふやけたお茶漬け」みたいな状態です。 粒がちゃんと残ったお粥が好きな人にはいいと思います。
私は匂いが、嫌というわけではないものの違和感はあった方なのですが、調理するとほぼ無視できる程度でした。 (いつもそういうことにはうるさい家族はまったく気にならなかったようなので、本当に人によると思います) 使いどころを間違えなければ、美味しいお米だと思います。 ちょっとお値段が張りますが、少しだけ常備して、料理によって使い分けたいお米でした。 (特にタイカレーとチャーハンはとても良かった・・・)
講談社アフタヌーン誌にて長期好評連載中の「勇午」がついにアニメ化されました。別府勇午は世界で最も成功率の高いプロの交渉人(ネゴシエーター)です。今回は彼の数あるエピソードの中から厳選したパキスタン編が収録されています。言葉が重要になるこの作品は、一言一言が聞き逃せません。
パキスタンという国は、宗教や民族間の問題が複雑に絡み合っていてよくわからない国というのが私の印象でした。表紙も難しそうなイメージがあって、最後まで読めるかなという不安さえありました。しかし実際には、日本人ビジネスマンが、パキスタンで生活してみて感じたり体験した内容ばかりで、文字通り素顔のパキスタンが書かれてあり、大変読みやすくパキスタンの人の生活ぶりがそのまま見えておもしろい内容でした。パキスタンに、わざわざ行くことはないかもしれないけれど、国が変われば治安、宗教、生活、教育などが違うことを改めて理解し、日本人の考え方が通らないこともあるのだと自覚して海外へ行かなければいけないのだと、改めてこの本を読んで思いました。 ただ、シャワルカミスという服もパキスタンの国の位置さえも知らない私でしたので、わかりやすく描かれていたらもっともっと興味深く読めた気がします。
昨年米国軍戦闘機の誤爆などで、再び緊張が高まったパキスタン。 ビジネス・チャンスのある国として注目しておりますが、日本には情報が少ないですね。 本作は特にISIについてなど政治について大変良く調べてあるのですが、ひたすら平坦な叙述が続き、読み手を読む気にさせるような書き方はなされていないのが惜しまれます。 辞書のように使うのが良いと思います。
パキスタンについて、文化や生活なども含め、より広範囲にまとめられた本が出版されることを期待します。
内容は、若者5人がコンサート&一泊旅行を兼ねて、ワンボックスカーで田舎に向かうのですが、道中エライ目にあうというやつです。
これはなんとパキスタンのホラー映画で、世界へ向けてのメジャーホラー作品としては、恐らくこれが初めてではないでしょうか。 特にイスラム教圏内で、こういう残酷系ホラー(しかもストールを着た殺人鬼まで登場)が製作、公開されたという事自体、昔なら考えられなかっただけに、そういう意味では一石を投じた凄い作品であるともいえます。
また、ゾンビ、キチ○イ占い師、人肉を求める殺人鬼などが全て登場するところも、今までありそでなかったので、それは画期的だといえるでしょう。 しかし、その登場、展開に脈絡も説明もないので、現代の緻密な説明、設定があって当たり前の映画になれた人は見ていて腹がたつだけだとおもいます。 また、残酷シーンも殆どはっきり見せていないので、そういうのが好きな人にとっても、いまいちだと思います。 ではどういう層に向いているのかと言うと、あの滅茶苦茶だった80年代のアメリカB級C級ホラーが好きだった人たちには、とても懐かしい匂いがして、たまらんと思います。特に何故か分からないけど、鉄球を武器にするストールを着た殺人鬼は、ツボにはまるのではないでしょうか。 ところでゾンビって、中盤に出ただけなのですが、何故このタイトル・・?
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