水圧、光、海底火山、潜水艇、海洋探査、生物、伝説など深海に関する様々な情報が分かりやすく書かれています。 でもまだまた解っていないことも多いことが読み取れます。写真が白黒なのが残念ですが、コントラストのはっきりとした写真なので見にくさはありません。 ひとつひとつの話は短いので、トイレや電車の中で読むのが最適な本です。
クジラからプランクトン、寄生虫まで、海中生物たちの習性や食生活など、いろいろなエピソードを語ってくれる本です。一つ一つのエピソードは短く、ところどころ分かりにくいものもありましたが、写真も豊富で楽しく読めました。海の生物に関してはまだまだ分かっていないことが多いのにもびっくり。 ただ最後に寄生虫の話題が続くのにはチトげんなりしましたが。
西さんとせきしろさんの短歌は「なんだか短歌」という言葉が似合う。
西さんはエキセントリックな言葉選びとテンポ、物語を込めようとする。
せきしろさんは細やかな目線、含ませた寂しさ、情景を切り取ろうとする。
二人の性格や作風が正反対で、その対比が面白かった。
個人的には、せきしろさんの短歌に惹かれることが多かったです。
特に「いつもそこに白い肌の人がいて触れる前には手を洗うんだ」は、
その情景の美しさにひれ伏したくなります。
西さんの短歌は設定が細かくて、伝わりにくいこともしばしば。
「シワ加工ツモリチサトにアイロンをかける母髪白く白くて」には、
ハッとさせられました。短編で読みたいほどの濃密さです。
お互いの短歌にちなんだエッセイも同時収録で、こちらもしっかり面白い。
歌人に芸人に音楽家など、多くの有名人との対談形式でもあり、
様々なジャンルに興味の湧く一冊です。おすすめ。
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