11号の特集【「日本マンガ全集」編集会議」】を楽しく読むことができたので、引き続きPart2が掲載されている本号も購入。
この特集は、作家・作品の重要度はもちろん一巻当たりの頁数まで考え勝手に編集するという芸の細かい企画なのだが、前号が、戦前から70年代までの作家・作品について83巻まで編集された時点で時間切れ?となったので、この12号で80年代以降から2000年までの作家・作品を編集するとともに、前号で決まっていなかった作家・作品の検討等が行なわれ、(とりあえず)全138巻という大全集となった。
わたせせいぞう等、まだペンディングとなっている作家もあるが、とりあえずこの企画はこれで終了のようだ。
80年代以降はマンガ産業が拡大、マンガ家の数も増え、一作当たりのページ数(巻数)も多くなっているので、前号と比較して編者達の苦労がうかがえる。
編集者3名が“プロ”のマンガ読みであるため、その作家・作品が何故重要なのか(重要でないのか)という理由を3人ともわかった上で会議?が進んでいき、読者に対する理由の説明がほとんどされないという点はあるものの、筆者は40歳台の年齢であるので、実際に読んでいた作家・作品も多く、前号より更に楽しく読むことができた。
「かっこいいスキヤキ」が簡単に、しかも文庫で手に入るとは、 いい時代になったものだと、しみじみ思います。 しかも、文庫化にあたり、分量も増え、対談も収録されているとは。 心憎いまでに完成された本と言わざるを得ません。 これを機会に、ぜひ泉昌之全集を出してほしいところです。 弁当を食べるたびに、すき焼きを食べるたびに、福島なまりを聞くたびに、 便意をもよおすたびに、この本の事を思い出すでしょう。
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一話一話が短いので ちょっと空いた時間に読めるのは良い。
起伏が激しい話ではないのだが じわじわとその世界観が伝わってきます。
そうか、これが「野武士」の原点か!
作品は数年前の古いものばかりだけど、普遍性があり今でもニヤリとできる。
何年も読み続けているけど、オヤジになればなるほど共感できるところも多い。
高価なのが玉に瑕。お気軽にどうぞ。
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