当時としては画期的に美麗なCG、「ありきたり」と「意外性」を微妙にミックスさせたストーリーとエンディング、強烈な孤独感、サイコホラー的な要素を織り込んだ戦闘…と、今では珍しくないが、これらを開拓したのがまさにこの作品で、鬼才・飯野賢治が「Dの食卓」をさらに進化・完結させた名作である。私は小心者&恐がりなので、「バイオハザード」のような「怖がらせるためのホラゲー」は、とてもできない。しかしこの作品は、そういう目的で作られたのではないにも拘わらず、トテモ怖いのが特徴である。が、逆言すると、何でもかんでもヤタラメッタラ怖がらせるのではない、いわば「質の高さ」あるいは「志の高さ」のある作品でもある。それにしても、ロジックは大変よく練られている。このような質の高さ、というのは、ある程度ジックリ製作段階で時間をかけないと得られないが、昨今の「テクノロジーの進歩に合わせるために、短期間・低コストで開発・リリースしてすぐにモトを取る」という開発姿勢からは決して生まれない旨味がある。これほどの完成度を誇る名作中の名作であるが、残念なところが1つだけある。それは、「エイリアン(クリーチュア)の姿を、一瞬とは言え見せてしまったこと」である。さんざん苦労してあのような優れた戦闘システムを作り上げたのなら、最後までエイリアンは見せるべきではなかった。「百日の説法、屁ひとつ」とはまさにこのことである。今から20年前、ゲーム黎明期の作品群は、グラフィックに頼ることができなかったので、すべてがよく考えられ、練られたロジックを持っていた。そこに驚異的なCGの進歩が同時進行した時期の作品だけあって、その両者の長所を併せ持っている。名作、と呼ぶに恥じないだろう。
ターリッヒ(チェコ語では「タリフ」と発音すると聞いたが本当だろうか)は、年齢から言えば、フルトヴェングラーやクレンペラーなどと同じ巨匠の世代に属する。実際、この盤を始めとして、一連の録音に耳を傾けてみると、その充実した重い響き、込められた情熱、表情の味の濃さなど、なるほどと思わせられるのである。 加えて、ターリッヒには民族性という点で、往年のドイツの巨匠達とは異なる系譜にも属していると言える。その結果、単に巨匠達の一人であるというばかりではなく、民族的共感にも支えられて、ターリッヒのチェコ音楽の演奏は、格別の深い味わいを持つことになる。もっとも、録音が新しいとは言えないので、その面での制約は受け入れなくてはならない(そこで、星は四つにしておいた)。しかし、これは、やはり聴いておかなければならない演奏である。 この一枚にはドヴォルザークの二曲の協奏曲が収められている。一つは有名なチェロ協奏曲である。デビュー間もないロストロポーヴィッチの独奏による。うまいという点では、もちろん申し分ない。フィナーレで目立って遅めのテンポをとるのはロストロポーヴィッチの特徴だが、このときも速くはないものの、まだ、それほど遅くもない。従って、違和感も小さい。おそらくは、全体がターリッヒの大きな音楽に受け止められているということなのであろう。曲の素晴らしさが歪みなく伝わってくる演奏になっている。 もう一曲は馴染みの薄いピアノ協奏曲。楽想に魅力がないわけでもないが、ロマン派のピアノ協奏曲の中で抜きん出られるほどの曲では、確かにない。とは言え、これもまた、一度、聴き始めてしまえば、こちらは流れていく調べに、ただ安心して身を委ねるだけ。聴いて損をしたとは決して思わない。 こういうわけで、音質も考慮に入れれば、第一に選ぶべきとは言えないものの、ドヴォルザークを愛する人なら、必ず備えておくべき一枚ではないか。
ロードランナー
CASIO G-SHOCK マルチバンド6 GXW-56E-1JF
Game Center CX #100 - レッキングクルーpart2.flv
素敵からだプロジェクト 活動量計デイカロリ体験者の声.mov
愛が心にこだまする/堀江美都子 ホワイトぐみ 宇宙船サジタリウス
【初音ミク】恋愛中毒【オリジナル曲】
Lab-Siva「You must be free」
身長2m「早い朝」 visual by Oyakoclub