おもしろいです、確かに。では、なぜ星4つか…
現実とはそうなのかもしれません。ハッピーエンドが好きな私は甘いのかもしれません。でも、重すぎました、私には。キムはしっかり生きていくでしょう。ソヌもまた、しかり。スンヒも変われるかもしれません。心情的には分からなくなくても、やったことを考えれば同情の余地なし。でも、生きています。
実直に生きてきた心優しいパク一家のつらさを考えると、それはないでしょう?!という感じ。特に、おばあちゃんがあの年で何であんな思いを?かわいそうでならなかったよ…人生とはこんな風に流れていくと言えば、それも、また真実でしょう。
ドラマを見た時に、私はほんのちょっとでも、救いや希望が自分の中に残ってほしいと思っています、どんなにつらいストーリーでも。この結末は、パク一家にとっても、あの男気のある親分にとっても、傷が深すぎると思いました。「俺のせいだ」と言った彼にとってはつらい結果です。ヤクザな道に進んだなら、そういうことは仕方がないことと言えばそれまでですが…
未練と執着はジェヒョクだけでなく、チョルンにこそ残ったといえるのでは?私がチョルンに肩入れしているから?だから、星4つです。でも、それでも、まだ見ていない皆さん、ぜひ、見てください。
50話を超えるドラマ(朱蒙は81話だぞ)も次々とリリースされる昨今,40話は決して長編とはいえなくなりましたね。
ほんでもって,韓ドラのお決まり事をこうも忠実に守っている作品も珍しいと思います。
交通事故,不治の病,記憶喪失,すれ違い,善玉悪玉,貧富の差,孤児育ち,献身的な愛,四角関係,ドロドロの人間関係など,ありとあらゆる韓流エキスが注入されています。
毎回何かの事件が発生しますので,イライラが募りついつい次回を見てしまいます。
お涙頂戴の演出も韓流,命がけでユニ(キム・ヒョンジュ)を守ろうとするチョルン(ソ・ジソプ)の純愛もまた韓流,韓国で45%,台湾で40%,ベトナムでは何と80%の視聴率を記録した涙の感動作をご体験ください。
おまけ:かねてから交際の噂があったキム・ヒョンジュとソ・ジソプの共演も話題になりました。
おとぎ話がテーマのシリーズ、開幕。 第一弾の今作は、『シンデレラ』がモチーフです。
ヒロインのケイトは、伯爵の末息子の娘で、父亡き後、傲慢意地悪お約束な継母に屋根裏の雑用係にされてしまいます。 ここらへんのくだりは、映画『エバーアフター』なんかを思い出しますネ。 屋敷と使用人と小作人を守るため(!)日々働きまわり、日焼けし、やせぎすになりますが、このヒロイン、タフで実際的。 そんな彼女の最新任務は、可憐で純真な義妹の結婚承諾を得るため、ちょうど唇を犬に噛まれて人前に出ることのできなくなってしまった当の義妹の身代わりで、未来の義弟と共に「王子さま」に義妹として拝謁すること。 継母に無理やり設定された、このとんでもないケイトの冒険や、いかに?
王子さまがケイトに目を止めたのは、よくある「自分に媚びない女性」だったから。 やっぱし、というところですが、そこから始まる恋の流れ、ぽんぽんぽんぽーんっとテンポ良く小気味いい会話で滑り出します。 そして、止まらない。 湖で二人でボート漕ぎつつ、花咲くキャッチボールトーク。 「きみが別人のようになったと噂していた(義妹は社交界にデビュー済なので、顔は知られています…おいおい)」「なんて失礼な人たちなの、(エトセトラ〜)ご忠告ありがとう」「それで、君は誰なんだ?」「見て、魚よ!」「ヴィクトリアではないんだね」と、王子に手のひらのタコを見られてしまう、ケイト。 そしてそのまま会話無礼講に突入。 遠慮のない会話が、ある種の盟友のような、それからすぐに突き抜けてある意味での独占欲のような、そんな感情を生み出します。 読んでるこちらは、思わず、にやり。 もっとも、ノリがよすぎると思われるフシもありますが、まあ、それは、おとぎ話だから。 何はともあれ、そんな二人が、お互いに魅了されないわけがなく。 王子はケイトの為に、正義の剣をふるいます。 ケイトは熱くキスを捧げます。 そして二人が語る愛が、『ロミオとジュリエット』なもんで、のけぞって笑えました。 あはっはは。 結構なんでもアリ素っ頓狂の、お茶目でキュートだけど熱く盛り上がる物語です。
このシンデレラを彩るのが、脇を固める面々。 シガリロを吸いまわる継母。権力に溺れて、何でも都合の悪い者を放逐する王子の兄。放逐されて王子の城に呼び込まれた人々&動物たち。(特に、王子推測:ピクルス食べてる犬を食ってゲーゲーやってるライオンとか、愉快ですナ)ちょっと頭こそ足りないけど、とびっきり純真美女な義妹。吠えまわる三匹の犬。ケイトの名づけ親で、ケイトの亡き父のかつての恋人ヘンリエッタ。伊達男のトルースとロシアの姫君。ケイトを支える召使たち。 それぞれが個性的で、物語にいろんな色を添えます。
魔法使いはでてきません。 じゃあ、この物語の要って、何? 会話です。 ああ言えば、こう言う。だけど決して嫌味ではなく、軽やかで計画的で、気が利いた会話が、いっぱい。 王子+ケイトだけではありません。 驚くことに、冒頭での継母とケイトとのやり取りも、かなり読み応えがあります。 しかも、それぞれのキャラクターを十分に発揮している会話群。 引き込まれ、巻き込まれ、思わず、にやり。 楽しいです。
悪意のない、ピュアな物語です。純に、だけど激しく燃え上がるロマンスって、素敵です。 久しぶりにほっこりしました。
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