ヒロインは貴婦人とは程遠い言動をついしてしまうお嬢様で、 可愛らしいです。ヒロインに嫌味を言う恋敵にも「性格の悪さ丸出し」と 言い放つ、毅然とした態度も好印象でした。
ヒーローはとんでもないプレイボーイとの噂ですが、意外に純粋に愛を 貫くタイプです。
絵は基本的に綺麗です。でも崩した顔があまりにお粗末で、 せっかくのかっこいいヒーローが台無しなので、星を減らしました。
ヒロインは結婚相手の素性を調べるのが目的のはずが、 ヒーローの心を鷲掴みにしてしまい、ヒーローは本来予定されていた ヒロインとの結婚をやめるとまで言い出してしまいます。
さあ困ったヒロインのとった行動は…!? これはお楽しみと言う事にしておきましょう。
これと非常に似たお話の「さらわれたハート」という作品もあります。 読み比べしてみるのもいいかもしれません。
フランス精神分析学会副会長である著者の代表作で、「皮膚」の重要性を以前から唱えてきた著者の主張が凝縮された書です。ただし、精神分析学発展史で「皮膚」に関して最も重要な貢献を果たしたザドガー博士の研究成果(特に「皮膚性愛」に関するもの)を無視するなどいくつかの点で(客観的に見ると)不満が残る書だと言わなければなりません。それ以上に問題なのは、本書は数多くの症例報告に全編のかなりの部分を費やしているので、結果的に肝心の「皮膚・自我」理論の<部分>ばかりが提示され、<全体>が最後まで見えないという点です。結局、本書は「未完の書」止まりであり、読む側には理論的な追加が要求されるというのが事実だと思います。
早く続きが出ないかと日々チェックしてます。心に傷を持つ元女医が開く住宅街にある喫茶店はたくさんの住民(女性)の心のよりどころとなっていて私もこういうお店があったら行ってみたい!!と思わせるお店です。読んでいて涙脆い私はよく泣きます。ストレス解消にもなりますし、人生の考え方のヒントになる事も!!冒頭に書きましたが、早く続きが読みたいです♪♪
沈滞していた学部の変革は、10年、20年がかりであったこと、その蔭にあった教授陣の間断なき挑戦の姿に、大変に感銘を受けた。変革に立ち上がった教授たちの開かれた心、そしてその姿勢に触発を受け全力で学ぶ学生の姿は、感動的だ。真剣に学ぶこと、自身の成長を実感することが楽しすぎて、寝る間も惜しんで勉学に挑戦するという経験は学生の特権だから、そんなエキサイティングな学生生活を求める学生、そんな教育環境をつくりたい教育者には、是非読んで頂きたい。
『アレクサンダー大王』という英語訛りのタイトルから予想したわりには、かなり出来の良い本に仕上がっています。 図版の多さとその所有者ないし所蔵地の明記(ただし何故か133ページの頭像については記載なし)が施されている点でも好感がもてます。これは、おそらく原書の仏文に負うところが大きいのでしょう。 とはいえ疑問点もないわけではありません。たとえば、001ページの「日本語版監修者序文」に「キュロス大王治世の前525年にエジプトを征服し」とありますが、これは「カムビューセース2世の治世」の誤りではないでしょうか。また、156ページに「アッリダイオスには、てんかんの発作がある」と記されていますが、原書の邦訳の当該箇所には単にアッリダイオスは「病弱」であったとしか書かれていません。病名に翻訳上の誤りはないのでしょうか。このあたり出来れば御教示頂きたく存知ます。
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