99年作の6th。
今のところラストオリジナルアルバム。
L7といえばとんでもなくヘヴィなガールズバンドですが
このアルバムではヘヴィさは明らかに鳴りを潜めています。
とにかく全編にわたって軽いのでこれまでのL7を想像して聞くと確実に期待を裏切られると思います。
軽くなったからといって特別曲が良いわけでもないですしね。
これは超名盤。
色彩感のある演奏にセンチメンタルなメロがのっかってます。
たまりません。
最初のSlapp Happy風タンゴからして名曲です。
なんか感傷的な気分にもなります。
ダグマーの歌唱もいいし。
ちょっとアバンギャルドさが見え隠れするとこもたまらないです。
Slapp Happyのデヴュー作である。1972年5月。彼らの初々しい歌声が聴ける。ここではKrauseだけがヴォーカルをとっているのではないことがわかる。Krauseの歌い方も後のHenry Cowとやっているときのような緊張感はなく、アメリカン・ポップスを連想させるように陽気である。5.は私にはスティビーワンダーの"迷信”に似ていると思うのだが。。。これは70年代の軽いポップス感覚でも十分に聞ける。ごてごてのプログレファンには物足りないだろうな。
もう20年以上も前に初めてスラップ・ハッピーの『カサブランカ・ムーンを』を聞いたとき、衝撃が走ったね。それ以来、大ファンになった。クラシックもオペラもこなすダグマー・クラウゼの神経質そうな声がいいね。また、アンソニー・ムーアとピーター・ブレグヴァドの作詞・作曲もバラエティーに富んで最高。 もう1枚のアルバム『Desperate Straights』も入っている。このアルバムは前衛的バンドのヘンリー・カウの影響を受け、かなりアバンギャルドな作品になっていて『カサブランカ・ムーンを』とは対照的だ。なかなか聞き応えのあるアルバムが2枚入ってお得。絶対に損は無い!!
あなたはなぜ今このレビューを目にしているのだろうか? この作品目当てでここに来たのか?それとも偶然たどり着いてしまったのだろうか?もしそうならそれは非常に幸運なことである。 なぜなら、あなたはこれほどまでに素晴らしい作品に出会えたからだ。 この作品はキングオブノイズ「非常階段」リーダー「JOJO広重」による 別バンドの作品である。曲目を見れば分かるように全曲「森田童子」のカバーである。簡単に説明するならば、アコギやピアノで切々とそして淡々と歌われる森田童子の名曲に轟音ギターノイズが さる。 そんな作品である。 しかしこの耳障りなノイズが、これら名曲の切なさをより増幅させる。 なぜ、こんなノイズがここまで人の心に訴えかけるのか?? なぜ、こんなノイズがここまで切なく響くのか? このノイズは切なすぎる。 あなたはこれからこの作品を聞くことが出来る。 これはこの上ない幸運である。
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