前作同様、重厚かつスリリングな曲が多くさらに、全体的にマリーの死によって再び孤独になったボーンの悲壮感を感じさせる曲がおおい。聞き飽きることのないサントラとしては傑作。
続編もの・スパイ映画でここまで凄まじい音楽は後先出るか出ないか…‥。
マットデイモン演じる寡黙なジェイソンボーンという男を音楽で表すとこうなる。作品がスパイ映画の一級品ならば音楽もまさに一級品。格好いいだけでは済まされないのがボーンシリーズ。上っ面では語れない類を見ないサントラと言えるでしょう。 個人的に好きな11曲目は本当に凄い。カーチェイスに使われる曲なのですがテンポが非常に良いのと本編カーチェイス後半のトンネル内での音楽はまさに胸を締め付けられるほど息をのむ。 そして、エンディングに至ってはまさかの前作の使い回し…‥ではなく、素晴らしいの一言。ボーンのテーマ曲としてこれ以上のものはないでしょう。本編最後の続編への期待に引き付けさせといてジェイソンボーンが去ると同時に流れだすこの曲、もう言うことないです。次回作のエンディングにも使用して欲しいですね
ジョン・パウエル氏だからこそ成せたこの作品、この世界観を一層引き立たたせてくれるのはこのサントラ。 ボーンシリーズを好きな方、またはスパイ映画好きな方には是非、お薦め致します。損は絶対にしないはずです。
そして、3作目となる『boune ultimatum』の公式ページを見る限りではまたやってくれそうな勢いですね。予告編に使われる音楽もまた引き付けられます。
気になる方は見てみて。
ジュネオン・ユニバーサルさん、偉い!
新作でBDとDVDをセットにするのには反対意見が多いですが、今作のようにその発売時期からしてDVDソフトを持っているユーザーが多いような作品については、この販売方法は「あり」だと思います。
僕はこのBD&DVDセットを3作品購入し、その代金の穴埋めとして既に持っていた単品DVD3本を中古屋へ売りました。
既にDVDを持っているのにその上単にBDを買うのは財布に非常に厳しく、今回のようにせめていくらかでもお金を取り戻せるようにできるのはありがたいです。
DVDレコーダーがまだ現役で使えるので、「保険」としてDVDが手元に残るのは僕としては安心です。
作品そのものの感想を。
僕は3部作の中でこの作品が一番好きです。
勿論3作目も大好きですが、主人公が追跡する(或いはされる)シーンが異常に長く、緩急の「緩」がほとんどないように感じられたからです。
とはいえ、御贔屓のスコット・グレンや、「ドミノ」のエドガー・ラミレス(儲け役!)が出演しているので大好きな作品には変わりありませんが。
この2作目で特に好きな所は、終盤ジェイソンが「ある人物」に会いに行く所です。(恐らくこれをお読みの方は殆どご覧になっているとは思いますが、念のため詳しくは伏せます)
今までのアクション・ヒーローで、こんな行動をとった主人公がいたでしょうか?
ラストでパメラ・ランディに電話をかけるシーン、そして続けて流れるMobyの「Extreme Ways」、最高です。
スピーディーで切れ味バツグンの話の展開、壮絶なカーチェイスによるバトル、主人公ジェイソン・ボーンの造型の深みなど、前作『ボーン・アイデンティティー』を大きく上回る出来映えに唸りました。
序盤からかなりのスピードで話が進んでいくので、最初はしんどかったんですけどね。マット・デイモン演じるジェイソン・ボーンが追われる者から追う者へと変わり、真相の核心に向かってぐんぐん迫っていく辺りから、がしっとハートを鷲掴みにされましたね。
インドのゴアからベルリン、モスクワへと、話は国をまたいで高速度で進んでいきます。それぞれの街並み、景色の映像に風情がありましたね。英語以外に、ドイツ語やロシア語などがホテルや駅などで飛び交うのも、その土地の雰囲気が感じられてGoodでした。
カーチェイスのスリリングな死闘が何と言っても凄かったんだけれど、それ以外にもインパクトのあるシーンがあったなあ。なかでも、マット・デイモンがモスクワのアパートで取る行動に格別の味わいがあって、ぐっときました。
マット・デイモン以外のキャストでは、CIAのプロジェクト・チームリーダーになるのか?パメラ・ランディを演じたジョーン・アレンの好演が印象に残ります。
監督は、ポール・グリーングラス。この映画を見る限り、その手腕は相当なもの。次のシリーズ第3作『ボーン・アルティメイタム』も同じ監督なんですね。去年、映画館で見たかったなあと、今頃後悔しておりまする。
「ボーン・アイデンティティー」は素性のしれぬボーンにまつわるサスペンスに引き込まれ、ラストまでとても楽しめました。 それに比して「ボーン・スプレマシー」はボーンの行動理念がいまいち釈然としませんでした。 しかしアクション映画として十分楽しめる作品だと思います。 ラストのカーチェイスシーンも見応えアリです。 ちょっとカット割りがいそがしすぎてゴチャゴチャしますが。 こういうシリーズものが発売されるときって最近はほとんどの作品で前作と合わせていわゆる「ツインパック」が発売されますね。 今作も出るんだろうなと思っていましたが、やはり出ることを知ったときは「やはり」となんかニヤリとしてしまいました(笑)
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