五つの赤い風船と西岡たかしのソロも堪能できます。買って良かった。^^
カルメン・マキの「時には母のない子のように」からはじまって、ビリー・バンバンの「白いブランコ」や由紀さをりの「夜明けのスキャット」(そう「ルールールルルー、ルールールルルー...」というスキャットだけで1番が終わる歌)、和田アキ子の「どしゃぶりの雨」、奥村チヨの「恋の奴隷」(「アナタ好みの、アナタ好みの女になりたーいー」ていう唄)、など当時を想い出すステキなお歌がイーッパイ! 千賀かほるの「街のどこかにー淋しがり屋が1人、今にも泣きそうにギターをひいている。愛をなくしてー誰かを求めてー、さまよおー似た者どうしだもの...」で一世を風靡した「真夜中のギター」。整形した変身後のミコ、こと弘田美枝子の「人形の家」わたしはーハナタにーヒノチをはずけたー! 新谷のり子の「フランシーヌの場合」はあまりにもオバカさん、フランシーヌの場合はあまりにも哀しい、3月30日の日曜日パリの朝に燃えた命ひとつー、フランシーヌー...。それに、トワ・エ・モワの「ある日突然」ふたり黙るのー、あんなにお喋りしていたけれどー、いつかーそんなー時がー来るとーワタシには分かっていたのー...。その他、シューベルツの「風」とか、森山良子の「禁じられた恋」、青江美奈の「池袋の夜」、佐良直美の受賞曲「いいじゃないの幸せならば」、内山田弘とクールファイブの「長崎は今日も雨だった」も欠かせませんよネ。そして、今となってはレアもののナツカシさ、「明日という字は明るい日と書くのネー、アナタとワタシの明日も明るい日ネー」の歌詞でお馴染み、真理子の「悲しみは駆け足でやって来る」。さらにさらに、フォーリーブス、高田恭子、ヒデとロザンナ、ちあきなおみ、小川ローザ、etc.etc.といった面々が勢揃いして居りますゾ。 皆さん、この冬には此の音盤を聴いて、青春の日々を思いだしましょう!! きっと買うんですヨ。お約束でしてよ。いいこと?
1968年に結成され70年にプロデビューし、74年9月に解散コンサートを迎えるまでの約4年間に発売された12枚のLP(実質は11枚)と15枚のシングルから、代表的と言える24曲が収録されています。若い世代の方で初めて聴く方に是非お勧めしたい内容ですし、よくご存知の方も満足される選曲だと思います。
大好きなグループでしたが、1974年に惜しまれて解散しました。歌われた音楽は全く古さを感じさせませんし、今なお輝きを放っています。今聴いてもその音楽水準の高さは群を抜いています。メロディもハーモニーも歌詞も三拍子揃った愛すべき曲を残したグループは、他に類をみないです。フォーク全盛の時代のグループですが、日本的なものと世界のポップスを日本語で歌うという幅広い音楽性が持ち味でした。ニューミュージックの先駆として、J‐POPの先駆けとして、その輝きは今なお色褪せておりません。
グループ解散後に後藤悦治郎と平山泰代の「紙ふうせん」と、新居(山本)潤子、山本俊彦、大川茂の「ハイ・ファイ・セット」に分かれる事になりますが、収録曲から目指すサウンドの違いが出ていますし、その両方の個性の集合体が「赤い鳥」の魅力でした。
彼らが作詞・作曲した音楽も収められていますが、彼らのイメージを確立させた山上路夫作詞、村井邦彦作曲というベストの組み合わせによる楽曲からは、新しい時代の音楽を創り出すのだという矜持すら感じ取れるでしょう。編曲も村井邦彦、川口真、瀬尾一三、深町純、そして渡辺俊幸という若い才能が結集されたわけで、サウンドの新しさも彼らの魅力を増していました。
あの名曲「竹田の子守唄」も収録されています。サッカーの応援歌として蘇った彼らの代表曲「翼を下さい」と「竹田の子守唄」との両面で71年2月5日にシングルとして発売されました。今思えば、豪華なカップリングでした。100万枚以上売れて大ヒットしたのも当然でしょう。「翼を下さい」の英語盤「I Would Give You Anything」がラストに収録されていますので、聴き比べるのも乙なものです。
「誰のために」「忘れていた朝」「河」「赤い屋根の家」「美しい星」「まつり」「窓に明りがともる時」「祈り」など珠玉の名曲が収められています。
五つの赤い風船が歌った「遠い世界に」は、昭和40年代半ばの世相を抜きにしては語れません。
日本の高度成長と共に多くの影響力を世に与え続けてきた「団塊の世代」にとっては多分一番口ずさんだ歌だと思います。国民的フォークとでも言うべき名曲ですね。もっと言えば、当時の若者の「国歌」だったのかも知れません。
当時は、70年安保闘争のため、日本中の大学で学生運動が燃え盛り、バリケードストなどがありました。「遠い世界に」が大ヒットした時は、そんな時代背景を持っていました。
「遠い世界に」はとても親しみやすいメロディを持っています。1オクターブしか音域はないのですが、覚えやすく温かみのある歌詞、軽快なテンポ、簡単にハーモニーをつけられるコード進行と、ヒットする要素を一杯持っていました。当時各地で行なわれた様々な集会で若者達によく合唱されたものです。時代を映す鏡のような曲でもありました。
今は時代を反映するような曲は生まれなくなりましたね。個人的な関心に分散し、若者が何か大きなうねりというものを生み出すことも無くなりました。
多くの若者に愛された「遠い世界に」をもう一度しみじみと聴いてください。懐かしい思い出が本当に走馬灯のように蘇ってきます。
40年前の解散コンサートが仙台電力ホールでやったとき見にいきました。女性ボーカル
は藤原秀子でしたが絶頂期で解散したのが残念でした。このDVDを見ると当時のことが
思いだします。(東北学院大学フォークソング愛好会在籍)現在63歳。
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