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ペーター・マーク モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」/ハーディング指揮 [DVD]

「初めてドン・ジョヴァンニを観るのは正統派で!」と、心に決めていたにもかかわらず、何故か、現代演出のものを観てしまいました。が、結果は◎。オペラ以外の舞台・映画で名高いピーター・ブルックなので、ちょっと楽しみにしていましたが、本当に、あっという間の2時間半でした。もちろん、「モーツアルトは外れなし」と思っているので、その中でも、人気の「ドン・ジョヴァンニ」が面白くないわけが無いのですが、やはり、演劇的に面白かったのは大きいです。私が気に入ったのは、ドン・ジョヴァンニ役のペーター・マッティとレポレッロ役のジル・カシュマイユです。ペーター・マッティは、ちょっとアメリカ映画にでも出てきそうな、残忍性と幼児性を持ったジョヴァンニを好演しており、また、ジル・カシュマイユはそのダンディな風貌をものともせず、コミカルな役どころを上手く演じていました。3名の女性ソリストも、実力が拮抗しており、安心して観れました。何より良かったのは、役柄の年齢・設定と演じる歌手のギャップが無かった事かも・・。純粋な音楽としては、課題があるのかもしれませんが、演劇側から入っていくと、シンプルな装置を多用した、とても面白い舞台でした!買い! モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」/ハーディング指揮 [DVD] 関連情報

ペーター・マーク メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」

ペーター・マークの「スコットランド」は3枚聴いた。このロンドン響の演奏が最初。フィンガルの洞窟との組み合わせだ。2枚目はベルン響との共演。これは最初のものよりも抒情性は確かに豊かで、当時はロンドン響盤を凌ぐとの触れ込み(まあ、セールストーク)だったが、悪くはないが若干とってつけた感もあった。で、3枚目はマドリッド響との共演。実は今夜届いて聴いた。彼のマニア曰く、マークによる最高の演奏的な評判だったが。。。で、結論とすれば、どれもいいわけだが、それでも一番はロンドン響盤。つまり、この録音。演奏に切れがあるし、ここで抜けてほしいっていう音がきちんと強いアクセントをつけてくれる。例えば第2楽章。短く実にテンポの良いこの曲のクライマックスの2音。パパーンと抜けてくるところは実に気持ちいい。あと、やはり第4楽章の味わい深さ。他の2つの録音は、スローで聴かせようとするが、ややうねりが足りず、管が弱い。というわけで、リマスタリングの出来不出来のレベルではなく、これが絶対にお薦めです。30年、3000回聴いても全く飽きません。実証済み。クレンぺラーとか、「スコットランド」もいろいろだけど、マークはとにかく最高! メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」 関連情報



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