ひとりぼっち惑星より BGM 弾いてみた2

ひとりぼっち惑星のBGMを弾いてみた、第2弾です。壊れた機械の部品を拾う場面の曲です。前回の弾いてみた：ひとりぼっち惑星より BGM ...

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男女ペアで踊り続けるダンス・マラソン。1時間50分踊り続けて、10分間の休憩時間が与えられる。その10分間に豪勢な食事、排泄、仮眠を済ませ、ダンス・マラソン再開だ。眠気と疲労に耐え、最後まで残ったペアには、多額の賞金が与えられる。そのダンス・マラソンを好奇心丸出しで眺める観客たち。観客たちの好奇心の目当ては、「どのペアが優勝するのか見届けたい」のではない。優勝賞金目当ての出場者たちが必死に踊り続ける様を愉しんでいるのだ…。筆者は基本的に、怖い映画、怖い漫画、怖い小説のレビューを中心に書いている。本作品も勿論例外ではない。本作品が「怖い映画」だからレビューを書いているのだ。10分間の休憩時間に、御馳走を貪り喰う、出場者の姿は、人間が「万物の霊長」などではなく、「家畜のお仲間」であるという事実を、仮借なく描いている。そして、それをニヤニヤしながら眺める観客たちの好奇心丸出しの姿も、「人間の品性」など、たかが知れているという事実を、仮借なく描いている。本作品を初めて出会ったのは、テレビ放映時で、筆者は、まだ子供だった。初見の感想は、西洋にも本邦における「介錯」に相当する概念が存在することに驚いた、である。ジェーン・フォンダの、「Help me…Please…Please…」を受けた、マイケル・サラザンの決断の重さ。もし筆者の家人が、生命に関わる治る見込みのない病に倒れ、点滴やら、流動食やらの延命措置のために、体中にチューブが取りつけられ、俗にいう「スパゲッティ状態」となり、家人から、「助けて…お願い…お願い…」と哀願されたとしたら、筆者は、一体全体どうするのが「正解」なのか。勿論、「正解」なんぞ、ある訳ねえのだ。だがしかし、どこかで割り切らなければならない。本作品の「どうしようもない」作風が、筆者を追い詰め、筆者に究極の選択を強要する。故に筆者にとって本作品は「怖い映画」なのである。ひとりぼっちの青春 [DVD] 関連情報

メッセージ/ひとりぼっちのハブラシ