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興行的に失敗しちゃったせいか、右へ倣え的に駄作扱いされている事がありますが、これは海外の方が『忠臣蔵』を素材にして作った、和風ファンタジーという事です(エンドタイトルや特典映像でも述べています)。その為、これを忘れて「自分達の知っている『忠臣蔵』ではないっ!!!」と批判するのは、完全にお門違いだと思います。当時の周囲の反応を聞いていても、やれ服装が違うだとか、又間違った日本観で作られた作品だなんて言われていましたが、それも含めてファンタジーなんじゃないでしょうか。真の歴史ものの作品なんて作った日には、一部の専門家以外には全く受け入れてくれない(特に海外の方にはそっぽを向かれると思います)、地味~な作品になっちゃいますよ(実際現在の『忠臣蔵』も結構脚色が入っています)。それに、興行的に大成功したSFやファンタジーが、必ずしも世界観や設定が完璧だった訳でもないじゃないですか。純粋な目でもってこの作品を評価すべきだと思います。和風ファンタジーや、和風SF系って、昔から日本でも多いですし、無茶苦茶な設定のものも多かったですよね?長崎の出島が、海賊船の集まりみたいな所になっていたり、キンキラキンの衣装を身にまとった将軍が出てきたり、集団切腹したりしていますけど、絵になっているから良いじゃないですか。頭を柔らかくして面白く見ようじゃないですか。エンターテインメント作品に、あれこれとアラを探して難癖付けるのは、映画を楽しむ者としては粋じゃないですよ。年末恒例の『忠臣蔵』に縛られない状態で見る事をお勧めします。これらを踏まえた上で、廉価版(←お値段は重要です)『47RONIN』見てみると、コストパフォーマンスばっちりの作品に思えませんか?それでもなお「やっぱこの作品駄目だわ~」と感じるならば、酷評も止む無しです。ただ、私にはそこまで酷評される作品には思えませんので、擁護的な意味も含めて☆×5としました。 47RONIN [Blu-ray] 関連情報




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