Border Collie: Pet Book (Best of Breed)
表紙のモデル犬も素晴らしいし、中の写真等も綺麗でした。思った以上の本でした。本の状態も良く、良い買い物をしました。
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めろめろ (角川文庫)
いろんな人のいろんな愛の形を描いた短編集です。何度読み返しても面白いので、半年の出張中にいつも鞄に入れてました。
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おとうと [DVD]
幸田文の原作、水木洋子の脚本、監督は市川崑。気丈な姉と不良学生の弟の愛情あふれるストーリーだが、情緒的なベタツキ感はない。宮川一夫の素晴しいカメラワークが捉えた絵画的な映像が美しい。複雑な家族関係と弟の死を描きながら、感傷を排したタッチが観終えた後にすがすがしい感動を与えてくれる。岸恵子と川口浩の素晴しい演技もこの名作に大きく貢献している。ほとんどモノクロのような青みがかった灰白色の色調はノスタルジックで、大正末期の雰囲気が濃厚に漂う。とくに姉と弟が土手に佇む夕暮れの光景のロングショットの美しさはたとえようがない。しかもこのシーンは、勝気な姉と暴走する弟のやり取りがコミカルに描かれる前半と、弟が病を得て死に向かっていくシリアスな後半の分岐点となる重要な役割を果たしているのだ。父(森雅之)は高名な小説家、母(田中絹代)は後妻で敬虔なクリスチャン。この家庭で、げん(岸恵子)は冷淡な継母に反抗的な弟の碧郎(川口浩)の世話を甲斐甲斐しく焼く。そればかりか、リウマチの継母に代わって家事一切を取り仕切っている。そんなげんに碧郎は甘えるばかりだ。不良仲間と一緒に窃盗やら喧嘩やらで警察沙汰になる始末。そんな碧郎をげんは母親のように庇い、諭し、なだめ、鼓舞する。だが碧郎はいつしか胸を病み、治癒不可能との診断が下る。ここからエンディングに至るまでは名場面の連続だ。げんはつきっきりで碧郎の看病に当り、父は少しでも家計の助けになればと原稿を書き、継母はリウマチをおして病院に足を運び碧郎を見舞う。死を覚悟した碧郎は、げんの着物姿が見たいと言い出し、彼女は派手な着物に、島田髷を結って病院にやってくる。岸恵子の恥ずかしそうな様子が印象的だ。鍋焼きうどんを一緒に食べるシーンでは、病気の感染を気遣う碧郎に対し、げんは「うつるもんか」と切って捨てるように言う。弟を励まし、精いっぱいの愛情を示すこの言葉にはついジーンとしてしまう。また碧郎の死の前夜、時間になったら起こしてくれるようにと、げんがリボンで碧郎の腕と自分の腕を結ぶシーンも忘れがたい印象を残す。弟の死のショックで脳貧血で倒れ、看護婦の詰め所に寝かされたげんが、やおら起き上がり、エプロンをつけて「お母さんは休んでてください」と言いながら慌ただしく部屋を出て行くエンディングも新鮮で、市川崑のセンスが冴えている。前半の「明」に対する後半の「暗」という構成も見事で、弟の不治の病にバラバラだった家族がまとまっていく様子もいい。川口浩に対する岸恵子のひたむきな愛情と献身、森雅之と田中絹代の素晴しい演技と存在感、郷愁を誘う宮川一夫の映像にマッチした水木洋子の脚本。それぞれの名手の才能が結晶した詩情あふれる名作と言えるだろう。
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綺麗な状態で2冊、友人用と購入したのですが1冊ずつ丁寧に放送袋入ってて嬉しかったです。映画を観に行けなかったし最後のバチスタなので手に入れてよかったと思います。
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おとうと (新潮文庫)
読み返さずともいまだに目が熱くなる小説はこれだけです。年子の弟がいます。この作品を読んだ当時は学校でも評判の仲のいい姉弟でした。その後諸般の事情でいまは絶交状態にあります。あの時もいまも変わらず弟を愛していると思います。正真正銘、ほんとの姉の愛が描かれていて、ほんとの弟のさびしさが描かれている小説です。
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