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ヴィレム・メンゲルベルク チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 ほか

このCDでメンゲルベルクとオーパス蔵のファンになりました。音質も極上、とは書きましたけれど、復刻録音で、SPから生き生きとした音を引き出すために一定の雑音が入っていることは付言しなければなりません。ただし、曲目の性質上、バロック作品ではほとんど気になりませんし、チャイコフスキーについては演奏と音質がそれ以上に良いです。これだけの弦楽器の音の深さ、麗しさが確保できるならば、雑音はあまり問題にならないでしょう。雑音をカットしてしまうと音が薄っぺらくなってしまうのですから。ヴィヴァルディの合奏協奏曲とは耳にしないが、とてもよい曲でした。当時のメンゲルベルク&コンセルトヘボウの演奏ぶりがあってこそのものかもしれないが。バッハのアリアにしろ、1937年の「悲愴」交響曲にしろ、豊かな音でもって聴き手を魅了することまちがいなしです。戦前の会心の録音が、CDでも高い音質で聴ける、類まれな一枚だと思います。 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 ほか 関連情報



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