プロレスの教科書 “人間風車" ビル・ロビンソン直伝 〝蛇の穴″のレスリング キャッチ・アズ・キャッチ・キャン スキルブック (週刊プロレスSPECIAL)
「人間風車」と言えば、オッサンのプロレスファンなら誰でも知っている故ビル・ロビンソン氏。晩年は東京・高円寺に住み、英国流のテクニックを指導されました。この本はそんなビル・ロビンソンのプロレスのベースとなる「キャッチ・アズ・キャッチ・キャン(CACC)」の技術を豊富な写真で伝授する文字通りの「プロレスの教科書」。監修はU.W.F.スネークピットジャパン代表の宮戸優光氏。というわけで「プロレスの教科書」といっても大谷晋二郎の著書ではありません(プロレスファンしかわからない?)。冒頭にあるCACCの歴史がわかる読み物がいい。ビリー・ライレーやカール・ゴッチとの関係や日本のプロレスへの影響などが端的にわかって、本編である技術ページに入る前にCACCへの妄想を掻き立てるものになっています。そして、技術に関するページですが、柔道の技術書『バイタル柔道』(日貿出版社)のように分解写真で構成。極めてまじめな作りになっています。ちょっと前に同じベースボール・マガジン社が出した『プロレス入門―プロレスの技術すべて教えます!』というレスラーを目指す人向けムックが派手な技からページを設けているのに対して、ひたすら基本から地味なグランドテクニックなどを紹介しているのがいい。ロビンソンの代名詞、ダブルアームスープレックスは最後の最後に登場します。昨今話題の「プロレス女子」は完全無視な内容。なにより目次のページの「本書で紹介した技術を実施した結果生じた事故や障害について、著者・監修者・発行者はいっさいの責任を負いません。あらかじめご了承ください。」という注意書きが地味に本格志向を強調。世代的にビル・ロビンソンの現役時代は晩年の全日時代しか記憶にありませんが、この本を見ると全盛期の試合を見たくなる感じです。ただ、判型が単行本サイズなのでバイタル柔道のように写真が大きくないので細かいテクニックがやや見にくいのが残念(でも別角度からの写真も載せているのは親切)。また、価格も高めなのでプロ&マニア向けな印象です。
プロレスの教科書 “人間風車" ビル・ロビンソン直伝 〝蛇の穴″のレスリング キャッチ・アズ・キャッチ・キャン スキルブック (週刊プロレスSPECIAL) 関連情報
少女禁区 (角川ホラー文庫)
少女禁区はタイトルはどうかと思うが(原題は「遠呪」)、好きな作品だった。今ではこんなツンデレ魔法少女の話はありふれているかもしれないが、読んだときは文章の上手さもあって引き込まれた。次回作を楽しみにしています。
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Scale Aviation(スケールアヴィエーション) 2016年 05 月号 [雑誌]
前回のフランカー特集からけっこう時間が経っているので、その間に出た新作キットを押さえた特集といったところです。ハセガワ、キネティック、トランペッターなど、北東アジア系のメーカーを中心に最近のキットをうまく揃えており、作例だけでも見所は多いです。さらに感動したのがエースコンバット3に登場した密閉キャノピーのSu-37が掲載されている点。もう20年近く前のゲームであることに気付いてびっくりしました。それに関連して歴代のフライトシムやゲームに登場したフランカーについても解説されていて、そのページも読み応えがありました。色々な角度からフランカーの面白さを味わえる内容だと思います。
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ジャムテックジャパン Aviationシールド /フラッシュミラークリア APS-02
安いので期待はしていなかったのですが、とても使いやすいいです!
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五反田物語 (ビッグコミックス)
珠玉の短編集。漫画だが叙情詩的な味わい。特にタイトルにもなっている「五反田物語」は逸品の出来。なにしろ五反田を話の舞台にするってことだけでセンスの良さが際立つってものじゃないですか。話も正統派ラブストーリー。これも映画化しても良さそうな感じ。
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