トーキング・ヘッズ ランキング!

トーキング・ヘッズ Remain in Light

1970年代後半あたりで日本でも知られるようになったトーキング・ヘッズですが、当初は折からのパンクロックブームもあって十把ひとからげで語られていたような気がします。1980年に発表されたこのアルバムは、そんな世間の思い込みを一掃するに十分過ぎるほどの衝撃を与えてくれました。なんと言ってもアフリカンなポリリズムを大胆に導入したこと。さらには変態ギタリスト、エイドリアン・ブリューを迎え入れて狂気の部分を彼に託すことで、奇才・デヴィッド・バーンの自由性がさらに高まった点が特筆されます。そんな大胆な変革は、当時パンクロックを最初に日本に紹介したことを吹聴し、さらにキング・サニー・アデなどのアフリカンなミュージシャンの紹介を試みていた某音楽雑誌の大物編集長SYには到底理解できなかったようで(多分飼いに噛まれたような忸怩たるものがあったのでしょう)、「西洋音楽によるアフリカに対する帝国主義」などという妄言を生むに至りました。そんな話はさておいて、この作品は2枚組のライブアルバムと聴き比べるとさらに面白みが増すと思います。緻密に計算されたスタジオ盤を十分に聴き込んだうえで、ワイルドに飛躍するライブを堪能すると彼らの目指したものが、決して「音の帝国主義」なんかではないことが明らかになります。 Remain in Light 関連情報

トーキング・ヘッズ

リメイン・イン・ライトは確かに名盤だとは思うし、あれは敢えてのオーバープロデュースだとは思うけど、そのツアーのライブ映像を見ればわかるけどサポートメンバーにベースを奪われてティナの居場所がなくなっている。そういう意味で、この当時はTom Tom Clubが売れて、フロントでパフォーマンスする術を身につけたティナは別人のように弾けています。リメイン・イン・ライトのツアーで淀んだ表情だったのが、本作では終始笑顔で可愛いです。その映像を綺麗な映像で見ることができて、とっても嬉しくなりました。ベースパートをリメイン・イン・ライトのツアーの時のようにサポートメンバーに譲るシーンは本作でもありますが、本作ではそんな時でもステージ後方でベースシンセを弾きまくり存在感がしっかりあります。バンドの全体的にもアフロのグルーブ感を残しつつ、エレクトロポップを予感させるサウンドで、リメイン・イン・ライトのツアーとは別物です。今になって出す商品として惜しいと思うのは、メンバーの服が途中で急に変わっているのを見ると少なくとも映画の素材として2ステージを収録したと思われ、T-REXのボーン・トゥ・ブギー [DVD]のように映画の元になった2つのライブ映像の完全版をノーカットでとっても見たい。 関連情報

トーキング・ヘッズ ストップ・メイキング・センス [DVD]

興味深いインタビュー。本編はもとより盛りだくさんの内容にものすごいお得感。ヘッズがあの当時ヘッズでいられた音楽事情が知れて良かった。NHKホールで見たLIVE、当時はVHSで購入、今はDVDでクリアな映像、おまけつき、お得です。 ストップ・メイキング・センス [DVD] 関連情報

トーキング・ヘッズ 中華モード―非常有希望的上海台湾前衛芸術大饗宴 (トーキングヘッズ叢書)

えっ、こんなところにワン・リーホンが!と思って買ったのですが、それ以外にも観光ガイドなどでは読めない台湾がぎっしりで読みごたえありました。特に「瀕死状態と言われる」という台湾映画界の内情や、それを乗り越えていこうとする映画監督や俳優たちの熱い思いのこもったコメントの数々を読むと台湾の映画の見方が全然違ってくると思います。上海や台湾の現代美術の記事も、文化や経済の状況と重ね合わせて解説されていて逆にそうした美術から上海・台湾の人々の考え方がうかがえるような気がしました。ほかにも、上野千鶴子(!)の李昂文学の評論、大陸のドキュメンタリー映画、張愛玲・李香蘭のイラスト伝記などぎっしりです。 中華モード―非常有希望的上海台湾前衛芸術大饗宴 (トーキングヘッズ叢書) 関連情報

トーキング・ヘッズ 【日本語字幕・テキスト完全対訳付】クロノロジー~グレイト・ライヴ1975-2002(デラックス盤)【初回生産限定48pハードバックカヴァー仕様】/トーキング・ヘッズ [DVD]

Talking Headsの「CHRONOLOGY」は、素晴らしい映像記録だと思います。そもそも私は、Talking Headsが3人組のバンドからスタートしたとは知りませんでした。David Byrneの眼差しは、この当時から宙を飛んでましたね。そして、Tina Weymouthは結成以来ずっと、このバンドのボトムを支える素晴らしいベースサウンドをはじき出していたことがよくわかりました。問題は、絶頂期の「Remain in Light」時代に、「バックの連中は演奏がそれほど上手くはないので」と言わんばかりに、その道の達人たちを揃え、ビックバンド形態でライブを敢行したことでしょうか?David Byrneのソロプロジェクトならわかりますが、バンドとして活動している以上は、自分たちより目立つゲストが舞台に立っているのは、ボーカリストを除いては、あまりいい気分ではなかったはずです。その大編成Headsの公演中に、Tinaが途中で退場してしまうシーンも印象的です。このあと、Tom Tom Clubが結成されたのでしょうか?そんなこんなで、バンドは解散してしまいますが、今聴いてもなお、新しさに満ちたそのサウンドは、時代を経ても色褪せることはないでしょう。また、Headsは、日本のニューウェーブ・シーンにも大きな影響を与えたと思います。昔、David Byrneが坂本龍一の番組に出演し「これから、バリへ飛んで、ガムランを聴きにいくんだ」と語っていた記憶もあります。時代の最先端を駆け抜けていったバンドの歴史をじっくりと検証できる映像と音がここに。 【日本語字幕・テキスト完全対訳付】クロノロジー~グレイト・ライヴ1975-2002(デラックス盤)【初回生産限定48pハードバックカヴァー仕様】/トーキング・ヘッズ [DVD] 関連情報




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